モンベル サンダーパスパンツ8年目。サイズ感や実寸をレビュー

釣り

約8年使用、ついに水が浸透するようになってしまいましたがよく頑張ってくれました。

今回は8年使用してどうだったか良し悪しをレビューします。

ちなみに次は同じモンベルのストームクルーザーパンツが欲しいです。

モンベル公式サイト

モンベルサンダーパスパンツとは

サンダーパスパンツとはモンベルのレインパンツ。

シンプルで値段もお手頃(¥8,000くらい)、レインウェアに必要な機能は一通り揃っている感じです。

生地はドライテック3レイヤーというモンベル独自の素材。

ゴアテックスには及びませんが、それでも耐水圧、透湿性はハードな環境でなければ充分だと思います。

ドライテック3レイヤー
・耐水圧:20,000mm(50,000mm)
・透湿性:15,000g/㎡・24h(35,000g/㎡・24h)
()内ゴアテックス

耐水圧は1cm角の筒にどれくらいの高さまで水を入れても浸透しないかを表しています。

普通の雨なら2,000mm、大雨で10,000mm、嵐だと20,000mmあれば大丈夫と言われています。

つまりサンダーパスでも日常使い~ちょいハードな環境でもOKということです。

透湿性は1㎡あたりの生地が24時間でどれくらい水分を透過したかを表しています。

この数値が高いほどムレにくくなるので、快適に過ごすことができます。

発汗量の目安
・平常時:50g/24h
・軽い運動:500g/24h
・激しい運動:1000g/24h

つまり透湿性もサンダーパスで充分というわけです。

釣り用に購入

使用環境は主に釣り。

砂浜や磯、船も行きます。

一番過酷なのは船上。

航行中は水しぶきをかぶり、風のある日には波をもろにかぶることもあります。

小雨くらいなら釣りに行くことも。

雨は大丈夫ですが、海水って大丈夫なのかな?と思っていました。

ですが、8年使っても大丈夫だったので、海水でも安心だということを身をもって証明できました。

8年目の浸水

浸水は8年目に起こりました。

いつものように船で釣りに行っているとき、座っていると何かお尻が冷たい。

確認すると、サンダーパスパンツの内側が、お尻が濡れていました。

原因は霜でした。

真冬ともなれば船上は雨も降っていないのに、どこもかしこも霜で濡れています。

その上に座ったので、耐水圧20,000mmの限界を超えて浸み込んできたということ。

正確には今までは浸み込んできていなかったので、生地が劣化して耐水圧が下がっていたということです。

もしくは私の体重が増えたのかもしれません。

それからは乾いたタオルやEVAクッションを敷いて座るようにしています。

なので、浸水するといっても状況は限定的。

雨や波しぶきなどは今まで通り耐えれる性能を保持しています。

防寒着としても優秀

多くのレインウェアがそうであるように、サンダーパスパンツも防寒着としても優秀です。

水の侵入を防ぐだけでなく、風からも身を守ってくれるからです。

保温性能は、体の周りに空気の層を作り、それをどれだけ逃がさないように保つかが重要になります。

ダウンジャケットなどがいい例ですね。

レインウェアはこの温まった空気を外に逃がさないようにしてくれます。

なので、晴れの日でも冬は毎回レインウェアを準備していきます。

しかしレインウェア単体では暖かいわけではないので、レイヤリングはしっかり行う必要があります。

サンダーパスパンツの特徴

サイドジッパー式

もともと登山用のパンツとして設計されているため、登山靴を履いたままでもパンツを履けるように、裾がジッパー式になっています。

釣りも長靴やスパイクシューズを履く場面があるので、これを生かせるのでしょうが少し疑問が。

靴を履いたままパンツを履くと、靴の汚れでパンツの内側が汚れるのでは?

これが気になるので私は面倒でも靴を脱いで、パンツを脱ぎ履きしています。

サムエシステム

出典:モンベル
https://www.montbell.jp/

パンツの裾を絞ることができます。

裾がバタつくのを防いだり、丈が長いときの調整が可能です。

これは結構重宝しています。

サンダーパスパンツは普通のパンツの上から履くことも想定されているため、太めにデザインされています。

なので長靴の上から履いても割とごわごわするので、サムエシステムで裾を絞って固定しています。

やり方は、裾内側のゴムをネジって作った輪に足を通すだけ。

靴を履いたままでもできますが、やりにくいので私は靴を脱いでやっています。

コードロックを取り付ければスムーズに絞れそうですが、余ったゴムが邪魔になるかも。

サンダーパスパンツのサイズ感

私の体型
・身長:167㎝
・体重:52㎏
・胸囲:83㎝
・ウェスト:73㎝
・股下:73㎝

私はMサイズを使っています。

普通のズボンの上から履いても少しブカブカですが、ズレてくることはありません。

一応ウエスト周りにゴムが入っていますが、あまり効きません。

前紐で調整する感じです。

裾は余り気味です。
ですが、サムエシステムを使って裾を絞れば問題なしです。

雨具なので短いとどうしようもないので、長めに作って調整するという感じなんでしょうね。

登山靴を履いた場合。

左がサムエシステムなし、右があり。

正面から。

登山靴や長靴の上からでもすっぽり収まるように太目のシルエットになっています。

実寸

ウエストは76㎝

下着の上から履くと大きめですが、パンツやシャツごと履くこともあるので、このくらい余裕があると安心です。

股下74㎝

私の身長は167㎝で、長め。

裾の余り具合は上の画像を参考にしてください。

裾幅24㎝

登山シューズの上からでも余裕の履きやすさです。

メンテナンス方法

メンテナンスというほどのことはないですが、使った後は毎回洗っていました。

やり方は、その日のお風呂で一緒に洗うだけです。

石鹸などは使わず、お湯で汚れを落とすだけ。

あとは2~3か月ごとに洗濯機で洗っていました。

たまにしっかり洗うより、簡単にでもこまめに洗う方が大切だと思います。

サンダーパスパンツの画像レビュー

デザインはロゴのみで、すっきりしています。

個人的にはこういうシンプルなデザインが好きです。

どんな上着でも組み合わせ易いですね。

背面。

ここから浸水してきました。

見た目はまだまだ使えそう。というか使えます。

前ジッパーは止水ではありません。

ですが、生地を重ね合わせてジッパーが隠れるようになっているので水の侵入は防げます。

裏地。

パンツの縫い目は全て止水テープ処理が施されています。

ジッパーは塩害の影響で白くなっています。

ですが使用に影響はなく、ジッパーもスムーズに動きます。

ポケットがない

このサンダーパスパンツにはポケットが一つもありません。

おそらく他のレインウェアにもなさそうですが。

これは少し不便かなという点ですね。

ポケットを付けると、その部分は水が浸入しないよう止水ファスナーにするなど、コスト面で弊害があったので設計から外したのでしょうか。

次はストームクルーザーパンツが欲しい

出典:モンベル公式 https://www.montbell.jp/

私のサンダーパスパンツは浸水するようになってしまいましたが、座らなければまだまだ現役で使えます。

ですが、もし次買うとなったらストームクルーザーパンツが欲しいです。

やはりゴアテックスが気になります。

耐水性、透湿性もさることながら、バリスティックナイロンという生地。

普通のナイロン生地より2倍の引き裂き強度があるそうで、かなり丈夫そうです。

また重量も
・ストームクルーザーパンツ:195g
・サンダーパスパンツ:242g
と軽量。

ただお値段が
・ストームクルーザーパンツ:\16,500
・サンダーパスパンツ:\8,030
と二倍の差が。

余裕があるときに狙いたいですね。

そしてもちろん「買い替え」ではなく、「買い足し」です。

状況に応じて使い分けていきたいですね。

モンベルはセールをしない

以上、サンダーパスパンツの良し悪しレビューでした。

最後にモンベルはセールをしないということをお伝えしておきます。

つまり買いたい時が買い時ということ。

世の中の小売販売は色々なセールがあるので、買い時を選ぶ必要があります。

ですが、モンベルはそうではありません。

いつ購入しても同価格で購入できるので買い時はアナタ次第ということ。

裏を返せばセール前提の価格設定をしている他メーカーより、適切な価格設定になっているのかなと思っています。

皆さんも欲しい時、自分のタイミングで購入してみてはいかがでしょうか。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

ちなみにジャケットはストームクルーザージャケットを使用しています。

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