今回はモンベルのストームクルーザージャケットのレビューです。
購入は2014年なので9年間使用。
まだまだ使えるこのゴアテックスの実力を忖度なしで書いていきます。
購入した理由は釣り用
これを買うまではシマノのネクサスシリーズの防寒着を使用していました。
この防寒着は10年くらい使用しましたが、めちゃくちゃダサいのでずっと買い替えたいと思っていました。
ただ、どの釣りメーカーの防寒着も似たり寄ったりでダサいの一辺倒だったんです。
そんな中アウトドアブランドの存在を知り、デザインも良く性能も高いということで購入に至りました。
ノースフェイスやパタゴニアはお高いのですが、モンベルは比較的安価な部類なのと国内メーカーを応援したいという理由があったかもしれないのでモンベルに決めました。
え?ゴアテックスって海水も大丈夫なの?と思いの方。
後述しますが、かなりの頻度で潮をかぶっていますが全然大丈夫です。
ゴアテックスの性能は本当にすごい
ストームクルーザーのゴアテックス性能
・耐水圧:50,000mm
・透湿性:35,000g/㎡ 24h
サンダーパスジャケット(比較用)
・耐水圧:20,000mm
・透湿性:15,000g/㎡ 24H
耐水圧は1cm角の筒にどれくらいの高さまで水を入れても浸透しないかを表しています。
普通の雨なら2,000mm、大雨で10,000mm、嵐だと20,000mmあれば大丈夫と言われています。
透湿性は1㎡あたりの生地が24時間でどれくらい水分を透過したかを表しています。
サンダーパスと比べると、いかにゴアテックスが優れているか、またはオーバースペックかということです。
海水も問題ない
ストームクルーザーを着て釣りに行くこと9年。
冬はアウターとして、夏でも普通に使用します。
陸っぱりではそれほど潮がかかる事はありませんが、船釣りはガンガン潮をかぶります。
夏でも潮をかぶるような日はずっと着ています。
最初は海水って大丈夫なのか不安でしたが、これだけ使っても性能が落ちる気配がないので今ではゴアテックスすごいってなっています。
ちなみにパンツはサンダーパスを使っていますが、いつからか座っているとお尻が濡れてくるようになりました。
パンツもストームクルーザーになる日は近いと思います。
お手入れは毎回しています
お手入れは簡単にですが、必ず毎回しています。
風呂に入るときに一緒に持って入って、お湯で海水を洗い流しているだけです。
洗濯機で洗うのは月に1度くらいです。
(めちゃくちゃ海水を浴びた日ですね)
ゴアテックス生地の性質上、皮脂汚れや海水汚れが付着していると性能を発揮できなくなります。
なので簡単にでもメンテは毎回です。
サイズ感はSでちょうど良い
私の体型
・身長 167㎝
・体重 52㎏
・胸囲 83㎝
・ウエスト:73㎝
夏は中間着がない分少しゆとりがありますが、冬はインナーを着るのでちょうどいい感じです。
インナーは下から
・ヒートテック
・フリース
・ダウン
さらに真冬はフリースとダウンの間に発熱ベストを着ることもありますが、サイズ感に問題なし。
実寸
ストームクルーザージャケットの実寸を紹介。
サイズは「S」です。
素人採寸ですが、参考になればと思います。
着丈はファスナートップからの長さ。
少し長めかなと思いますが、アウターの上から着るので丁度いいです。
逆にここが普通の着丈だと、アウターの裾が出て雨で濡れると思います。
袖幅12cmですが、ベルクロになっているので絞ることができます。
手袋をすることもあるので、調整できるのはいいです。
モンベルのカラー展開はなぜダサいのか
私だけかもしれませんが、モンベルは大抵の商品が変なカラーが多いと思います。
無難な黒や紺、ベージュなどのカラー展開がないです。
もちろん黒や紺はありますが、ファスナー部分がオレンジだったりで「なぜそうした!?」って思ってしまうことが多いです。
いずれ無難なカラー展開になっていくだろうと思っていましたが、さすがに無難な真っ黒なども出てきましたが、当時の変なカラー展開はまだまだラインナップされ続けています。
もうこれはモンベルのポリシーというか、モンベルだからこの配色なんだと思い、ダサいと分かっていながら受け入れるようになりました。
これがブランディングというやつでしょうか。
画像レビューと特徴
さすがに落ちない汚れも出てきていますが、まだまだ現役でこれからも使っていきます。
当時は変なカラー、なんでファスナーがオレンジなんだよ!と思っていましたが、今はもう見慣れてしまいました。
これでも当時のカラー展開の中ではマシなほうだったんです。
スタッフバッグがついているので、コンパクトにして持ち運べるのもいいですね。
リュックやタックルボックス入れても場所を取らないので重宝しています。
結構きちんと折りたたまないと入らないので、雑にたたむ人は注意です。
後述しますが、このスタッフバッグは収納の仕方にちょっとしたコツがあります。
内側はまだまだキレイです。
さすがに肌が当たる首元やフード周りは皮脂汚れが目立って汚いです。
他人の皮脂は嫌ですが、自分の皮脂なんでなんとか我慢。
ドローコードは邪魔にならないように設計されています。
コードがサイドポケットにつながっていて、ポケットから引っ張ることで調整可能。
よくあるドローコードは引っ張ったコードがそのまま外に出ているのに対し、この設計なら外に出ることがありません。
個人的には、こういう細かい工夫はめっちゃ好きです。
ファスナーが顎に当たらないようになっています。
今となってはよく見るようになりましたが、当時はこの設計に感動しました。
ファスナーが顎に当たるのがどれだけ不快か分かってらっしゃるモンベルさん。
その他特徴
・止水ファスナー
今では大抵のレインウェアは止水ファスナーが採用されていますが、当時釣りメーカーのウェアなんかは普通のファスナーで、ファスナーを覆うように生地が重ねられているだけでした。
モンベルはこの部分だけ挿し色にしていることが多いですね。
本当に変な配色ですが、だからいいんだと思います。
あ、あれモンベルだって分かるし。
・ファスナーコード
ジッパータブとも言いますが、これも今では普通ですね。
ファスナーへの取り付け方も、コードが真っすぐ張るようになっているので、掴みやすく開閉しやすいです。
スタッフバッグの収納のコツ
ストームクルーザーのスタッフバッグはコードが上下二本あります。
なんでコードが二本あるんだ?
しかもコードロックがあるのは下側だけ。
調べたら分かりました。
まず普通にたたんで収納します。
ここまではいつも通り。
上側のコードを絞って、さらに内側に収納して、下側のコードを絞ってロックします。
完成です。
ダブルバインディングという仕様で、普通のスタッフバッグに比べよりコンパクトにするために設計されているようです。
謎が解けてスッキリ。
モンベルの寝袋用のスタッフバッグなんかはこの仕様になっています。
結局ストームクルーザージャケットでいい
私はストームクルーザージャケットを使いながらも、2021年にワークマンのイナレムレインウェアを購入しています。
ですが、イナレムは2,3度着ただけで、結局ストームクルーザージャケットに戻りました。
着心地とか細かい工夫、総合的に使いやすさがモンベルの方が良かったんです。
もし仮に買い替えるとしても、またストームクルーザージャケットの別カラーですかね。
それくらい信頼しています。
ちなみにパンツはサンダーパスを使っていますが、ストームクルーザーに買い替える予定です。
以上、9年間使用後のレビューでした。
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