岡山県の低山！岩神山（ゆるぎ岩）の登山ルート

岡山県赤磐市惣分（そうぶん）地区にある『岩神山』
頂上付近には岩神神社があり、拝殿奥には「ゆるぎ岩」が祀られています。

今回はそんな「ゆるぎ岩」が祀られている岩神神社までの登山ルートを紹介します。

岩神神社・岩神のゆるぎ岩 – 赤磐市HP

登山ルート

ルートは麓の駐車場から岩神神社までの往復。

他のルートはないので神社を目指すならこのルート一本です。

途中「本参道」「裏参道」の分かれ道がありますが、勾配と距離が違うだけでどちらに進んでも岩神神社につながっています。

岩神山とは

岩神山といえば岩手県や和歌山県にある岩神山が有名ですが、今回紹介するのは岡山県のマイナーな岩神山です。

岩神山（いわがみやま）の名前の由来は調べても分かりませんでしたが、おそらくこの山が花崗岩地帯にあることに由来していると思われます。

岩神山という名前にふさわしく、麓の駐車場から登山道、神社までゴロゴロ巨岩が転がっていました。

岩神神社のゆるぎ岩はその中でも異形で、長さが5mもあります。
その巨岩が一点でバランスよく支えられており、手で揺らせることができます。
これがゆるぎ岩の名前の由来です。

また、このゆるぎ岩は落ちそうで落ちないことから受験生が願掛けで訪れるそうです。

難易度

登山ルートは歩きやすく、何か所か道が崩れているところがありますが危険なか所はありません。
お散歩ついでにスニーカーで登ることのできる難易度です。

途中、本参道と裏参道の分岐があり、
■本参道：急こう配、短距離（100m）
■裏参道：緩こう配、長距離（200m）
となっています。

裏参道のほうが低難易度ですが、本参道も決して高難易度というわけではありません。

アクセス

〒701-2203 岡山県赤磐市惣分１０６５

道路わきに駐車スペースがあり、ここが登山口になっています。
トイレなどはありませんので事前に済ませておきましょう。

電車、バスなどの交通機関は通ってないので車でアクセスするのが一番いいです。
高速道路で来られる方は山陽ICで降り、30分ほどで登山口に到着します。

見どころ

ゆるぎ岩

赤磐市の指定文化財に登録されています。

長さは5mもあり、手で揺らすことができます。

どうやってできたのでしょうか？

とあり、人工的なものではなく、自然に風化してできたものということが分かります。

他にも天狗がこの巨岩を乗せたと言い伝えられていたりします。

巨岩群

岩神山は花崗岩地帯なので登山道周囲には、こういった巨岩群があちこちに見られます。

探しながら登山すると楽しいかもしれません。
上に行くほど多くなってくるので期待も膨らみます。

岩神神社

岩神山の神社で、大国主命（おおくにぬしのみこと）を祭神としています。
御神体は拝殿奥の巨岩群で、その中の一つに「ゆるぎ岩」があります。

ルート詳細

山陽IC下車、30分ほど北に走れば到着します。
駐車場に車を止めて登山開始。

駐車場は区画などはありませんが、ざっくり5台くらいは駐車できます。

この駐車場のわきに、すでに巨岩がゴロゴロ転がっています。

そこかしこに案内板があるので迷うことはありません。
しばらく集落を歩きますが、登山道に入れば自然を感じることができます。

登山道にも巨岩が大量にあり、圧巻です。
この巨岩が転がってくると思うと少しぞっとしますね。

難易度で紹介した、本参道、裏参道の分岐があります。
■本参道：急こう配、短距離（100m）
■裏参道：緩こう配、長距離（200m）
となっています。

個人的にはせっかく来たのなら両方通りたいので裏参道を登って、復路は本参道を通ることをオススメします。

登山口から20分～30分で岩神神社に到着します。
なかなか趣のある古びた神社。
神社といっても賽銭と祠があるだけです。

神社の裏手に回ると目を引く巨岩があります。
いったい何がどうなってこの形になったのか。
神社にある案内板の説明によると、花崗岩が風化して生じたもの。自然の造形。とのこと。

巨岩群のなかに、ゆるぎ岩があります。

説明によると揺り動かすことができるみたいですが、筆者はやめておきました。

実際行ってみると分かりますが、どこか神秘的なオーラを感じて近寄ることもできませんでした。

今まで豪雨や台風にさらされてもこの状態を維持しているなら大丈夫と思いますが、理屈ではなくゆるぎ岩の鎮座している場所や大きさに圧倒されてしまいました。

受験や試験を控えている方はここで願掛けをして帰りましょう。
このゆるぎ岩は、赤磐のパワースポットとしても有名です。

まとめ

岩神山は登山道に入ると高い森林に光が遮られ比較的薄暗く、山道のそこら中に巨岩が佇んでいて自然の神秘さに浸ることができます。

パワースポット好きなら一度は訪れて見るべきです。