皆さんは「SUPERFLOWER」というPCパーツブランドをご存じでしょうか。
台湾の老舗メーカーで、主に電源ユニットの製造を行っています。
私もついこの間まで知りませんでしたが、電源ユニット界隈では有名なメーカーのようです。
SUPERFLOWERを直訳して「超花」とも呼ばれていて、超花電源などと言われたりしています。
SUPERFLOWERのロゴは蝶。
それならSUPERBUTTERFLYなのでは?と思いますが、ロゴやメーカー名の由来はわかりません。
ただ、SUPERFLOWERに「蝶」のロゴはしっくりきます。
不思議です。
SUPERFLOWERとの邂逅
私がSUPERFLOWERのことを知るきっかけとなったのは、電源ユニットを交換することになったからです。
まずはコチラの画像をご覧ください。
酷い配線です。
小型ケースに憧れて、PCケースを交換したのはよかったのですが、ケース内の配線はくしゃくしゃ。
特に電源ケーブルは結構無理やり押し込んだ感が否めない。
使用しているPCケースはコチラ
というのも、このオウルテックの電源ユニットはプラグインタイプではないため、ケーブルを取り外すことができません。
つまり使っていないケーブルも、このように押し込んでケース内に入れておくしかないのです。
ケーブルなんてパネルを取り付ければ見えないでしょ。と言われればその通りかもしれません。
ですがこれは気持ちの問題、とにかく見えないところでも綺麗にしたい性格なんです。
電源ユニット選び
どんなものでもそうですが、私が最初に拘るのはメーカーです。
車ならトヨタ。エアコンならダイキン。電源ユニットならCOOLERMASTER。という風に。
老舗というか、定番、王道が好きなんですよね。
なので、当初はCOOLERMASTERの電源ユニットを検討していました。
御次は色。
前のPCはケースも中身も黒一色で飽きていたので、今回はポップな色でいこうと決めていました。
COOLERMASTERからは黒以外にも、白い電源が多数ラインナップされていて、この中から選ぼうと吟味。
Amazon、価格.comのレビューを散策していると、COOLERMASTERの電源も悪くないが、どうも「超花電源」のスペルがよく出てくる。
この「超花電源」とはいったい何者?
これが私とSUPERFLOWERとの邂逅でした。
調べてみると冒頭で書いたように、老舗の電源ユニットメーカーで、白い電源もあります。
しかもRGB制御があり、カラフルな、好きな色に設定できるようです。
この瞬間、COOLERMASTERからSUPERFLOWERに鞍替えしたことは言うまでもありません。
必要容量を算出
メーカーが決まったら次は電源容量を決めなければなりません。
(普通は容量から決めると思います。)
今まで使用していた、オウルテックの電源ユニットの容量は700W。
同程度の容量なら問題なさそうですが、念のため調べてみることにしました。
今のPCの消費電力は
・アイドル時:40W程度
・高負荷時:260W程度
高負荷時のGPUの電力消費量を調べてみると、「151W」。
GTX970のスペック表では「148W」なので少し超えています。
どちらにしても260Wくらいが消費電力のMAX値です。
購入する電源容量は、260Wの2倍の520Wから探します。
ちなみになぜ消費電力の2倍の容量が必要かというと。
電源ユニットには、電気を交流から直流に変換する過程で、ロスが発生しています。
ロスは一定ではなく、電源容量の50%時点がロス最小といわれています。
なので消費電力の2倍の容量を選ぶのがセオリー。
ただ、消費電力MAXで使う時間なんて滅多にないと思います。
限られたラインナップの中で、MAX消費量を超える最小容量の電源が良いのかもしれません。
SUPERFLOWERの電源で、白なおかつRGBのラインナップは650W~。
520Wはない。
容量が小さいほうに振れるわけじゃないので、最小の650Wを注文。
今後GPUやその他パーツで消費電力が上がるかもしれないことを考えればと、自分を納得させます。
変換効率が悪いことで電気代はどのくらい上がるのだろう。
SUPERFLOWERが家に来た!
注文してから2日。
早々に届きました。
ちなみにお値段は¥16,110
5年保証。(前は10年保証だったようです。価格.com情報)
梱包も丁寧。
ケーブルも専用パッケージに入っています。
こんなに大切に出荷されている電源を買ったのは初めてです。
ケーブルは10本
・電源:20+4ピン(60㎝) x1
・CPU:4+4ピン(70㎝) x2
・VGA:6+2ピン(70㎝)x2
・SATA:(67㎝)x2
・Molex:(65㎝)x1
・ARGB SYNC アダプター:x1
・電源ケーブル(コンセント)
ケーブルが黒なのは残念。
余裕があれば、ポップな色のケーブルに交換しようと思っています。
プラグインタイプだと必要なケーブルだけ接続すればいいので、ケーブルが減らせます。
電源ユニット側のコネクタと、ケーブルコネクタ双方がクリアになっているので、ライティングが楽しめます。
ケーブルを買い替えるとなると、コネクタがクリアなものが無さそうなのが玉に瑕。
オウルテックとの比較。
サイズは少々大きくなってしまいました。
プラグインタイプだからその分かな?
取り付けてみました。
配電盤のような色に見えますが、実際はもっと白です。
PCケース「SAMA IM01」が明るい白なので、相対的にSUPERFLOWERがアイボリー色のように写っています。
以前と比べると、不要なケーブルが大幅に減ったので配線に余裕が生まれています。
ケーブルも無理のない取り回しが可能。
本当に交換してよかった。
SUPERFLOWER起動
起動。
無音。
静かです。
今までの電源は起動時に「ガゴゴォー」と起動音がしていて、それが起動したときの合図だったので、無音なのは少し違和感があります。
やはり高価な電源は違いますね。
虹色にライティング。
ファンとコネクタ部が綺麗に発光しています。
ただ、このケースだと全面パネルは閉じてしまうので、見えなくなるのが残念。
いっそのこと内側に向けようかモヤモヤしています。
ライティングはRGBモードボタンを押すたびにパターンを変更できます。
全16パターン+ライティングOFF。
1_RGBモード
2_ダズルモード
3_マーキーモード(ローテーション)
4_呼吸モード(ローテーション)
5_呼吸モード(ホワイト)
6_呼吸モード(レッド)
7_呼吸モード(ブルー)
8_呼吸モード(グリーン)
9_振動モード(ローテーション)
10_ホワイト固定
11_レッド固定
12_シアン固定
13_グリーン固定
14_ブルー固定
15_バイオレット固定
16_イエロー固定
OFF
SUPERFLOWERとともに
以上、SUPERFLOWER LEADEX III 650Wのレビューでした。
プラグインタイプにしたことで配線周りがスッキリしたこと。
黒から白にしたことで、ケース内が明るくなったこと。
ファンの音が静かに、というか無音になったこと。
ライティングを楽しめることなど、本当に満足度の高い製品に出会うことができました。
これから長い付き合いになっていきそうです。
それでは皆さんも、良い出会いを!
コメント