今回は「メレル モアブ3 シンセティック」ローカットモデルのレビューを紹介します。
この記事では
・モアブの購入を考えているが、イマイチ決め手がない。
・ローカット、ミドルカットどっちにしようか悩んでいる。
・他のメーカーとの違い、メレルならではの特徴を知りたい。
・実際履いた時のサイズ感が知りたい。
という悩みを持った人に向けた記事になっています。
みなさんのお悩み解決の助力となり、購入しようか悩んでいる人の背中を押してあげる記事になっていれば幸いです。
今回、私はAmazonの「prime try before you buy」という試着サービスを利用してみました。
このサービスについても最後に紹介します。
ちなみに私が今メインで履いている靴はサロモンのX ULTRA4です。
メレル モアブ3 シンセティックはどんな靴?
モアブシリーズは、メレルを代表するハイキングシューズ。
2007年に誕生して以来、数年ごとに刷新されており、今作が3作目になっています。
ユーザーからは圧倒的なフィット感と安定性、機能性が評価され「キングオブHIKINGシューズ」とよもばれているほど信頼度の高いハイキングシューズです。
ちなみにモアブシリーズにはシンセティック以外にも
・SPEED(ハイキング~トレイルランまでこなすモデル)
・SCRAP(アッパー部にスクラップ材を使用したサステナブルなモデル)
・REFLECTIVE(リフレクターを施したモデル)
・SMOOTH(アッパーにスムースレザーを採用したモデル)
がラインナップされています。
メレル モアブ3 シンセティックの特徴
概要
価格 | ¥16,500(税込み) |
サイズ展開 | Men’s 25.0~28.0㎝,29.0㎝,30.0㎝ |
重さ | 約430g(27.0㎝) |
スタックハイト | ヒール: 30mm – つま先: 20mm[10mmドロップ] |
ラグの深さ | 5mm |
・価格は実売¥13,000ほどで、登山シューズのなかではコスパの良い部類です。
高額な一足もいいですが、ローカットとミドルカットの2足持ちもしやすいです。
・サイズ展開は25.0㎝~28.0㎝は0.5㎜刻みでラインナップされています。
サイズ選びは非常に重要。
ハイシーズンになると平均的なサイズは在庫がなくなってきますが妥協しないようにしましょう。
・重さは約430gとローカットにしては少し重めです。
しかしメレルの靴は不思議と重さを感じません。
後述しますが、メレルの抜群のフィット感がそうさせています。
・スタックハイトとは地面からの高さのことで、つまりソールの厚みのことです。
このシューズは踵側が30mm、つま先側が20mmなのでクッション性は並みです。
ドロップとは踵とつま先の差で、このシューズだと起立したときに少し前傾姿勢になるので、歩く時の重心移動が楽になります。
・ラグの深さとは靴底の溝の深さのことで、5mmは並みです。
ゴアテックス
・GORE-TEXは防水性、透湿性に優れた素材。
雨の日にも靴の中を快適に保つことができます。
この強みは登山以外にも、雨の日のタウンユースとしても心強いです。
シンセティックレザー&メッシュアッパー
・アッパー部(靴の上の部分)は合成皮革とメッシュを組み合わせた生地が採用され、軽量化と通気性の確保を両立しています。
軽量化することで、長時間の登山でも疲れにくく足運びもスムーズに行えます。
通気性を確保することで、靴の中の蒸れを解消し快適な状態を保ってくれます。
ベローズタン
アッパーとシュータンが繋がっているので、小石や水の侵入を防いでくれます。
特にローカットは靴に小石が良く入りますが、ベローズタンのおかげで軽減されます。
登山靴は脱ぎ履きが面倒なので、ベローズタンがあるとないでは大違いです。
キネティックフィット アドバンスインソール
前後で硬さの違う中敷きになっています。
つま先側は柔らかく、踵側は硬めになっています。
これにより、蹴りだしがスムーズになり、また踵が固定されるので歩行時の安定性が上がります。
青い部分はクッションになっているので、足の負担を軽減させてくれます。
ナイロン アーチシャンク
土踏まず部をサポートすることで、歩行時の疲れを軽減するナイロンシャンク。
土踏まずの部分がアーチ状に盛り上がっているので、履いた時のフィット感が段違いです。
これにより、踵がズレにくくなるので歩きやすく、登山時の大きなメリットになっています。
また、シャンクには靴底の変形防止にも一役買っています。
ヴィブラム TC5+ アウトソール
イタリアの靴底メーカー「Vibram」とメレルが共同開発したアウトソール「TC5+」。
優れたグリップ力と耐久性、柔軟性、耐摩耗性を兼ね備えたメレル専用のソールです。
滑りやすい岩場などでもグリップ力を発揮し、ユーザーの身を守ってくれます。
メレル モアブ3 シンセティックの外観
出典:MERRELL公式オンラインストア
カラーのラインナップは3種類
・トリプルブラック
・カンガルー/コヨーテ
・イエロー
今回私が注文したのはトリプルブラック。
全身黒で統一されてクールな印象です。
タウンユースでも違和感がないのが個人的には高得点です。
カンガルー/コヨーテはいかにも山登りという印象です。
登山靴としては一番無難なカラーでウェアにも合わせやすそうです。
イエローはかなり主張が強いので履く人を選びそうです。
登山でもタウンユースでもかなり目立ちそうなので、これを履きこなす人はかなりセンスが良さそうです。
メレルのシューズは基本的にアースカラー(自然色)が多かった印象ですが、今回のモアブ3では、落ち着いた色から派手な色までラインナップされています。
これを求めていた人にとっては選択肢が広がったのではないでしょうか。
形状はゴツゴツしたいかにも登山靴という印象。
といってもローカットであれば、ミドルカットに比べてそこまで主張は強くありません。
ハイキングからタウンユースまで幅広く出かけていけます。
メレル モアブ3 シンセティックのサイズ感
実店舗に行けない方や、オンラインショッピングが中心の場合、どうしてもサイズ選びがネックになると思います。
スニーカーや街履きシューズなら多少我慢できるかもしれませんが、スポーツシューズや登山靴となると、サイズが合っていないとその性能を発揮できないどころか、思わぬケガや事故につながりかねません。
ここでは私の足寸法に合ったサイズはどれだったのかをお伝えします。
また、サイズが合う合わないは、その人の足の形状や好みもあると思いますので、ご参考までに。
ここをミスしてしまうと、色や形は気に入っているのに履くことがストレスになってしまいます。
大きい分にはインナーソールを入れたり、靴下を厚くしたり対応できますが、小さいとどうにもなりません。
ここだけは妥協しないようにしましょう。
私がサイズを選ぶ時に考えるのは
・靴の中で親指が自由に動かせるかどうか
・冬の靴下の厚みを考慮する
ということです。
参考までに私の足寸法と、実際に履いた靴のサイズ感を紹介します。
冬用の厚めの靴下を履いて測定しています。
・足長:24㎝
・甲周り:23㎝
今回はAmazonの「prime try before you buy」の試着サービスを利用しています。
サイズや色違いの商品を何点か取り寄せて気に入ったものは購入、他は返品(返送料も無料)。
素晴らしいサービスです。
注文したのは25.5㎝と26.0㎝。
結果的には26.0㎝のほうが履き心地が良かったです。
25.5㎝は親指を動かすとアッパーに当たり、半分ほどしか動かせません。
これがすごくストレスでした。
一方26.0㎝だとアッパーに当たることなく自由に動かせて快適です。
つま先の空間も1.0㎝くらいありそうです。
足長:24.0㎝ → 靴サイズ:26.0㎝
足長+2.0㎝が快適という結果でした。
私の場合はこの結果でしたが、好みの問題もあると思います。
ジャストを求めるのであれば25.5㎝のほうがいいでしょう。
メレル モアブ3 シンセティックの履き心地
・軽く感じる
私が登山靴購入する時に候補に挙がっていた靴のなかでは、2番目の重さだったのですが、履いてみて最初の感想が軽いと思ったことです。
他の靴も試し履きしましたが、ここまで軽いと思ったのは、このモアブだけです。
解説によると、フィット感が高い為軽く感じるそうです。
ローカット?ミドルカット?どっちがいい?
登山靴といえばミドルカットです。
不安定な登山道を歩くので足首の捻り防止のために、足首上まで覆う靴が安全です。
また、砂や小石の侵入を防ぐことも大きなメリットです。
デメリットは足首の自由が少ないことと、脱ぎ履きがしにくいことです。
登山する山の難易度によっても変わります。
・ハイキング~難易度の低い山であればローカット。
・岩場の多い山や難易度の高い山であればミドルカット。
個人的には一足目はローカットを、二足目ならミドルカットをおすすめします。
まず履きやすいローカットで登山してみて、必要ならミドルを買い足す。
逆にこれから高い山も挑戦するつもりなら、初めからミドルカットを選択するのも手だと思います。
どちらか迷っている方は、Amazonの試着サービスを利用すれば、ローカットとミドルカット両方を注文して履き比べることができるのでオススメです。
Amazonの試着サービスは本当に便利
今回利用したAmazonの「prime try before you buy」のサービスは本当に素晴らしいです。
プライム会員ならだれでも無料で利用できますし、返送料も着払いなので無料です。
しかもコンビニから返送できます。
近くのお店に在庫がなかったり、お店に行くと店員さんに声を掛けられるのが苦手という方は是非利用してみてください。
また、お店での試し履きはあまり時間をかけれませんが、これなら自宅でじっくり試着できるのも大きな利点です。
是非試してみてください。
メレル モアブ3 シンセティック まとめ
今回は主にサイズ感が少しでも伝わるようにしましたが、どうだったでしょうか。
少しでも参考になったという方がいれば嬉しいです。
今後もみなさんの安全で快適な登山ライフを祈っています。
※おまけ
今回は運よくお目当ての「メレル モアブ3 シンセティック」がAmazon「prime try before you buy」の対応をしていた為、このサービスの恩恵を受けれました。
しかし、このサービス対象外の商品だった場合はどうするか。
その場合は多少の損失は覚悟したうえで、購入します。
届いた商品のサイズに納得できれば万歳。
サイズが合わなかった場合は
・返品する(送料はユーザー負担)
・メルカリで販売
・返品する場合は、注文前に「お客様都合の返品」が可能かどうか確認しておいてください。
可能であれば返送料を負担して返品します。
損失は返送料のみ。
・メルカリの場合は、売り方にもよりますが実売価格と同等か少し下で普通に売れます。
ただし、販売利益10%と送料¥1,000程かかります。
注意点はサイズが合わなかった場合のことを考えて、商品のタグやシールを剥がしてしまわないことです。
なんだかんだで実店舗に行くより、このほうが楽だったりしますし、家でじっくり履き心地を確かめれるのは大きなメリットです。
以上、おまけでした。
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