岡山県備前市にある「夕立受山」
山頂からは日生諸島が一望でき、遠くは小豆島、香川県まで見渡すことができます。
日生は牡蠣の養殖が盛んで、展望台からは日生湾に浮かぶ大量の牡蠣筏を望むことができます。
岡山県の牡蠣の収穫量は、広島、宮城に次いで全国3位につけています。
夕立受山は標高が210mと低い為、時間がなくても気軽に登れるのも魅力のひとつです。
平日でも年配の方々が日々体を動かす為に登り、運動不足にならないよう汗を流しているのを見かけます。
また、日の出日の入りのスポットとしても有名で、夜明け日没時間になると三脚を立ててカメラを構える人達も見かけます。
夕立受山とは
瀬戸内海国立公園夕立受山とは岡山県備前市にある低山、遊歩道も整備されていて地元の方が日課の散歩ルートにしたり日の出や日の入りを見に行くようなアットホームな山です。
夕立受山の名前の由来は、昔この地で長い日照りが続いたとき、この山頂で雨乞いをしたところ大夕立が降ってきたことに由来しています。
登山ルート
登山ルートは一本だけですが、駐車場は2か所あります。
■ 麓の駐車場
■ 山中腹の駐車場
麓駐車場から中腹駐車場までは徒歩5分程度なので、それほど変わりません。
中腹駐車場のほうが広く、ここから登山道が始まるので、中腹駐車場を利用することをオススメします。
往復ルートは
■ 中腹の駐車場
■ 山頂展望台
■ 登山道終点
■ 更に奥のビューポイント
4つの地点を目指し往復するルートです。
登山道が整備されているルートは終点で途絶えていますが、実はまだ先があります。
終点からは獣道のような登山道があり、藪漕ぎしながら進んでいけば絶景が拝めるポイントに到着します。
獣道といっても、登山者がよく来るので結構踏まれていて、道は形成されています。
登山道終点から100mもないので、是非訪れて見てください。
難易度
■ 難易度:★☆☆☆☆
難易度は星1つです。
展望台からは、やや起伏が多いものの距離は短め。
普通のペースで1時間少々、ゆっくり時間をかけて眺めながら登山しても2時間もあれば充分です。
危険なポイントもなく、スニーカーで楽に登山できます。
とはいえ、一通りの登山道、起伏、眺望は備えているので、初心者の方などには凄く勉強になる山です。
アクセス
車
車でアクセスする場合は、夕立受山駐車場を利用してください。
15台程度駐車可能です。
この先以降トイレはないので、ここで準備しておきましょう。
電車
電車利用の場合は、バスに乗り変えて夕立受山を目指すことになります。
市営バスは2時間に1本のペースなので時刻表を確認しておきましょう。
備前市 市営バス 時刻表
■JR赤穂線、日生駅下車。
バスに乗り換え、備前市営バスの日生線、備前片上駅行きに乗車し、木生バス停下車。
(市営バスの料金は一人200円)
木生バス停からすぐ夕立受山入り口があります。
もしくは
■JR赤穂線 伊里駅下車。
バスに乗り換え、備前市営バスの南北・閑谷学校のぞみ線、青石行きに乗車し、マルナカバス停下車。
(市営バスの料金は一人200円)
マルナカから東へ1kmほど歩けば、夕立受山入り口があります。
マルナカでは「海の駅」が隣接されていて、新鮮な海鮮料理が手に入ります。
ここでお弁当や飲み物を準備して行くことをオススメします。
見どころ
■ 山頂展望台
■ 登山道最先端のビューポイント
山頂展望台
山頂展望台の眺めは最高です。
夕日が瀬戸内の山々に沈んでいく景色は、筆舌に尽くしがたいものがあります。
展望台の隣には櫓もあるので、お菓子でも食べながら日没を待ってみてはいかがでしょうか。
最高の夕焼けが見えること間違いなしです。
登山道終点のビューポイント
このポイントは山頂展望台とは一味違う景色が広がっています。
手前には日生諸島、遠くは小豆島まで見渡すことができます。
日生諸島の島々が瀬戸内海にくっきりと浮かんでいる様子は、まるでミニチュアのようです。
眼下に広がる瀬戸内海も、潮の流れや、行き来する船舶を眺めることができ、飽きることなくいつまでも見ていられそうです。
このビューポイントは崖上の岩場にあるため、眺望とスリルを感じることができ、登山者を引き付けて止まないことでしょう。
ルート写真
登山道始点の駐車場に車を止め、登山開始です。
この駐車場にはトイレがありますが、この先はないのでここで準備して行きましょう。
特に分岐もないので道なりに15分ほど歩けば山頂展望台に到着します。
登山道も歩きやすいので、子供と一緒に来ても十分登り切れます。
あっけなく山頂展望台です。
ここまでだと登山としては、かなり物足りない感じです。
日没はここが一番きれいです。
先へ行くにしても、日没までには戻ってこれるよう時間管理しておきましょう。
この先は、今までとは変わって、少し荒れ気味の登山道になります。
といっても危険なポイントはなく、迷うこともないので安心してください。
ここから一気に下って、また登るので、山一つ越えるような登山道です。
ここから先は登山者が少ないのか、寂しい感じがします。
途中のベンチも朽ち、櫓も草木に覆われていました。
ここで、遊歩道終点の案内が立っています。
ここは特にビューポイントも何もありません。
ここからさらに進んでいきましょう。
このような登山道を、藪漕ぎして進んでいきましょう。
一応、道は見えるので迷うことはないです。
5分ほど進めば巨大な岩があるのでそこが終点です。
ここから日生諸島が一望できるようになっています。
低山でありながらも、瀬戸内海側には高い山がなく、全てを見下ろすことができるので、満足できること間違いなしです。
写真ではあまり伝わりませんが、壮大な景色です。
是非、ご自分の目で確かめてみてください。
まとめ
夕立受山は低山で、山頂展望台までだと物足りませんが、景色は最高です。
特に登山道終点のビューポイントは一見の価値あり、是非みなさんに見てほしいです。
備前、日生に来た際には、ふらっと寄ってみてください。
備前、日生はカキオコや備前焼も有名で、観光地が多いので、一度来てみてはいかがでしょうか。
以上、夕立受山の登山ルート紹介でした。
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