備中松山城 臥牛山の登山ルート

登山
こんな人にオススメ

・臥牛山に登山する予定
・難易度が知りたい
・初心者でも登山できる?
・猫城主、さんじゅーろーはどこにいる?
・備中松山城ってなに?
・見どころは?

岡山県高梁市にある臥牛山(がぎゅうざん)
雲海が見えることで有名な備中松山城があり、休日には多くの登山客や観光客で賑わいます。

特に備中松山城の猫城主「さんじゅーろー」は大人気で、猫城主を目当てに訪れる人も多いようです。

この記事では

備中松山城について
登山ルート
難易度
アクセス
さんじゅーろー
見どころ
コース詳細

などを紹介します。

備中松山城について

備中松山城とは

備中松山城 – 高梁市公式ホームページ

備中松山城は日本100名城の一つで、さらに日本三大山城(他には、岩村城(岐阜県恵那市岩村町)、高取城(奈良県高取町)にも入っています。

城主は戦国時代から
・三村氏
・庄氏
・三村氏(奪還)
と移り変わり江戸時代には
・池田氏
・水谷氏
・安藤氏
・石川氏
・板倉氏
と激く入れ替わっています。

由来

備中松山城はもともと『高橋城』として築城されましたが、後の城主高橋宗康の時代に地名と城名を『高橋』から『松山』に変更しました。
また、愛媛県松山市にある松山城と区別するために、備中松山城と呼ばれるようになりました。

ちなみに愛媛県の松山城は『伊予松山城』と呼ばれることもあるようですが、一般的には『松山城』と言えば愛媛県の松山城です。

臥牛山の名前の由来は、山容が老牛が横になって草をはむ姿に似ていることからきています。

登山ルート

登山ルート

紹介するコースは
・出発「城見橋公園駐車場」
・目的地「大松山城跡」

登山ルートイメージ

難易度

難易度

・標高(臥牛山):487m
・標高(備中松山城):420m
・累積標高差:287m
・所要時間:120分
・距離:往復4.6km

難易度は初心者でも普通に登れる山です。
備中松山城までは整備された道を通るので人も多く街着の人ばかりです。
備中松山城から臥牛山も初心者でも道に迷うことなく進めるでしょう。
臥牛山は猿が出るようなので食べ物などは出さないほうがいいかもしれません。

アクセス

メモ

・〒716-0006
・岡山県高梁市小高下町2730
 城見橋公園駐車場

城見橋公園駐車場からシャトルバスが出ていて途中の鞴峠駐車場まで行くことができます。
シャトルバスの料金は¥500(大人)です。

平日は鞴峠駐車場から行くのが最短ですが、土日祝は混雑回避の為利用できないので、城見橋駐車場を利用してください。

メモ

鞴峠駐車場
・平日:駐車可
・土日祝:駐車不可
・駐車可能台数:15台

猫城主:さんじゅーろーについて

備中松山城には猫城主のさんじゅーろーが住んでいます。

さんじゅーろーはオス7歳(2022年現在)、西日本豪雨のあとこの地で保護されて住み着いたようです。
名前の由来は、備中松山藩の藩士から新撰組の隊長になった谷三十郎からとったそうです。

ちなみにさんじゅーろーは通常天守エリアにいますが、天守見学には¥500かかります
しかし、10時と14時に散歩の時間があり、天守から出てきて写真撮影ができるのでこの時間を狙って来ましょう。

ただ散歩ルートはさんじゅーろーの気の向くままらしいのでどこを散歩しているか探してみましょう。

また、さんじゅーろーにはグッズもあり、煎餅やカレンダー、マスキングテープなど各社がこぞってさんじゅーろー人気にあやかって参戦。
まさに備中松山城のアイドルの枠を超え、高梁市の要人と言っても過言ではありません。

さんじゅーろーはtwitterやインスタのアカウントがあるので気になる方はフォローすると良いです。
どこを散歩しているのか傾向が見えるかもしれません。

メモ

・猫城主:さんじゅーろー
・オス7歳(2022年現在)
・由来:新撰組隊長谷三十郎
・10時と14時に天守から出てくる
・天守内見学は¥500
・twitterアカウント⇒https://twitter.com/sanju_r
・instagramアカウント⇒https://www.instagram.com/sanju_ro_

見どころ

備中松山城

現存する天守としては日本一高い山城として有名な備中松山城。
天守閣の中には歴史年表や遺物などがあり、城好きには垂涎ものでしょう。

雲海

備中松山城展望台からは、松山城が雲海に浮かぶ様子が見られます。

展望台へは城見橋駐車場から車で20分ほどかかります。

メモ

雲海
・時期:10月~3月
・時間:明け方~8時
 ※特に濃いシーズンは10月下旬~12月上旬
 ※12月~2月は雪も積もるので注意

高梁市公式チャンネルより https://www.youtube.com/@user-kc8ji6ff4w

猫城主 さんじゅーろー

猫好きにはたまりませんね。
さんじゅーろーに会うために登山してきても惜しくありません。

森の巨人 アベマキ

大松山城跡に向かう登山道で見られます。

近づくのも少し躊躇してしまうほどの巨木です。
すでに枯死していて、倒れた巨木から生える芽や生す苔を見ると、大きな自然の循環を感じることができます。

少し寂しい気持ちになりますが、見に行く価値ありです。

メモ

・アベマキ
・樹高:30m
・幹周:470㎝
・樹齢:350年(推定)
・元森の巨人100選(2019年枯死)

コース詳細

城見橋公園駐車場から登山スタートです。
シャトルバスもありますが、自分の足で登っている人も多く見ます。
道はアスファルトで舗装されているので歩きやすいですが、道幅は狭いのでバスが来たときは気を付けましょう。

15分ほどで鞴(ふいご)峠駐車場に到着です。
シャトルバスもここまでしか登ってこれません。

ここからは
遊歩道
アスファルトで舗装された道
があり、どちらからでも備中松山城を目指すことができます。

せっかく自分の足で登山するのであれば、遊歩道のほうが気持ちいいのでオススメです。

遊歩道は手入れされていて歩きやすい道が続きます。
結構急こう配が続くのでどんどん眺めが良くなっていきますよ。

遊歩道の途中そこかしこに城主からの案内板があります。
中にはユニークなセリフもあるので探しながら登ってみてください。

登りきると綺麗に積み上げられた石垣が見えてきます。
あまりの高さと美しさに圧倒されてしまいます。

約800年前に築城されたそうですが、いったいどこから石を運んできたのか。
戦国時代から建築技術が高かったことがうかがえます。

石垣を登りきると高梁市が一望できます。
この辺りでは一番高い山でしょうか、眼下の眺めは最高です。

やはりこの達成感がまた次の山登りのモチベーションにつながりますね。

天守閣に入るとお出迎えしてくれます。
猫城主のさんじゅーろーとその石像です。

近寄っても逃げたりせず、すごく大人しい猫です。
過去に逃げ出したことがあるらしいですが本当はやんちゃなんでしょうか。

天守閣
あまり歴史に詳しくはないですが、年表をみる限り戦国時代は壮絶な戦いが繰り広げられ頻繁に城主が入れ替わっていたようです。

天守から降りお城の裏側に回ると登山道が続いています。
ここから臥牛山を目指すことができます。

目的地は大松山城跡。
案内板があるので迷うことなく進むことができます。

登山道中、巨木が何本も倒れているのを目にします。
すでに役目を終え地球に還っていくのですが、その中でもひときわ大きな巨木があります。

これはアベマキという巨木。
樹齢は推定350年、30mもあるそうです。

森の巨人100選に入っていましたが、2019年に枯死したそうです。

メモ

・アベマキ
・樹高:30m
・幹周:470㎝
・樹齢:350年(推定)
・元森の巨人100選(2019年枯死)

備中松山城から30分ほどで大松山城跡に到着します。
臥牛山最初の城がこの大松山城です。

すでに城はなく、城のなごりが残っているくらいです。

まとめ

まとめ

・アクセス
 城見橋公園駐車場

・難易度
 標高(臥牛山):487m
 標高(備中松山城):420m
 累積標高差:287m
 所要時間:120分
 距離:往復4.6km
 初心者でも楽に登山可能

・さんじゅーろーは天守内にいる
 10時と14時に散歩してくるのでこの時間がオススメ

・見どころ
 備中松山城
 雲海
 さんじゅーろー
 アベマキ

臥牛山はほどよい低山で、途中備中松山城という観光スポットもあり賑わいのある山です。

道幅も広く、整備も行き届いているので体力に自信がなくても自分のペースで登山できるのも魅力。

結構見どころも濃い場所が多いので、気になる方は是非行ってみることをオススメします。

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