岡山県の低山!操山の登山ルート

登山

岡山県岡山市中区にある「操山」(みさおやま)

この山は岡山市中区のちょうど中央に位置し、周りを街に囲まれているため、低山ながら岡山県でも屈指の人気を誇っています。

休日には家族や登山グループが活動していて、登山道は常に登山者とすれ違うほど、非常に活気のある山です。

また、登山以外にも学校行事やバードウォッチングなどのスポットとしても人気が高く、麓の駐車場も広いことから多人数で集まりやすいのも魅力のひとつ。

今回はそんな「操山」でも特に人気のある登山ルートを紹介します。

操山とは

操山とは標高169mの低山。
同山塊は「円山」「笠井山」の2つの山が連なって形成されています。

操山は古墳群が有名で、操山山塊には約130基の古墳が確認されていて、登山道のあちこちで大小さまざまな古墳が見られます。

操山は古くは「瓶井山」(みかいさん)と呼ばれていましたが、江戸時代に「三櫂山」(みかいさん)、「三棹山」(みさおやま)と呼ばれるようになり、のちに「操山」と表記が変わったそうです。

ちなみに「みさおやま」という読みはこの山の読み方で、周辺地域の「操山」は「そうざん」と読みます。
なので操山中学校や操山高等学校などは「そうざん」と読みます。

登山ルート

登山ルートはいくつかありますが、今回は初心者でも登りやすい2ルートを紹介します。

ルート

■ 操山山頂一周ルート
■ 笠井山山頂往復ルート

操山山頂一周ルート

操山山頂一周ルート

・標高:169m
・累積標高差:190m
・距離:2.3km
・時間:1時間20分

操山を登るならまずこのルート。
最もポピュラーな人気のルートです。

登山者も多く、平日でも賑わっていて、日課の登山ルートにしている人もいるくらいです。

アップダウンもそれほどなく、短時間で登ることができます。

笠井山山頂往復ルート

笠井山山頂往復ルート

・標高:134m
・累積標高差:280m
・距離:4.6km
・時間:1時間50分

操山公園里山センターから笠井山の山頂を目指し往復するルート。

こちらはアップダウンが程よくあり、時間も少し長め。
登山道も歩きやすく、道も分岐ごとに案内があるので安心して登山できます。

こちらも初めて登るにはオススメのルートです。

難易度

操山山頂一周ルート

操山山頂一周ルート

・標高:169m
・累積標高差:190m
・距離:2.3km
・時間:1時間20分

 難易度:★☆☆☆

難易度は星1つ。

登山道も歩きやすく、危険個所もないので初心者や家族連れなどにもオススメです。

登山靴や杖もあるにこしたことはありませんが、スニーカーでも充分登山可能です。

笠井山山頂往復ルート

笠井山山頂往復ルート

・標高:134m(笠井山)
・累積標高差:280m
・距離:4.6km
・時間:1時間50分

 難易度:★☆☆

こちらは星2

短時間で登山できますが、距離が少し長め。
累積標高差も少し大きめ。

こちらも危険なポイントや難所はないので、スニーカーでも充分登山可能です。

アクセス

操山山頂一周ルートと笠井山山頂往復ルートでアクセス方法が違うので参考にしてください。

操山山頂一周ルート

車でアクセスする場合は護国神社の駐車場が利用できます。
50台ほど駐車できます。

笠井山山頂往復ルート

操山公園里山センターの駐車場が利用できます。
15台ほどスペースがあります。

見どころ

操山山頂一周ルート

 落ちない石

落ちそうで落ちない石ということで、受験生が合格祈願に訪れるとか。
操山はこういう巨岩が結構あります。

 見晴台

岡山市の南西方面が一望できる櫓です。
岡山県人にはおなじみの「山陽新聞社」や「杜の街グレイス」などが見えます。

 萩の塚古墳

山頂付近に築かれた古墳。
操山ではこういう古墳を点々見つけることができます。

 旗振台

岡山市の南方面が一望できます。
児島湾、瀬戸内海も望むことができます。

この櫓は、時計や気温計、傘まで置いてあり備品が結構充実しています。
無線のような小型のデバイスがあるので、非常時には作動するのでしょうか。

 菱川橋

やすらぎの裏山入山口付近にかかる橋です。
大正十年架設。

石橋で、少し洋風なデザインが特徴です。
おそらく昔は川が流れていたであろう形跡があります。

笠井山山頂往復ルート

 竹林

麓付近には竹林地帯が広がっています。

嵐山とまではいきませんが、真っすぐ伸びた竹林の中を歩くのは凄く気持ちいいです。

■ 八大龍王碑石

道中の円山山頂付近にある碑石です。

詳細は不明ですが、八大龍王は「吉備の中山」のものが有名でこれと関係がありそうです。

ルート写真

操山山頂一周ルート

操山自然休養林正面入口から登山開始です。

いきなり階段?とおもきや右の登山道です。
分岐ごとに案内板があるので「操山公園」を目指しましょう。

最初の分岐。

間違えやすいですが左に進みます。
注意書きもありますが、滑りやすい登山道ですので気を付けてください。

右に進むと麓を周回するルートです。

次の分岐も「操山園地」方面へ進んでください。

「落ちない石」です。

いいバランスで鎮座しています。
実は落ちない石の上にも小ぶりの岩が乗っています。

「落ちない石」からの登山道にも、巨岩がそこらじゅうにあり登山者の目を引いています。

最初の展望台です。

登りはここで一服するので、街並みを眺めながら休憩しましょう。

眺めもいいです。
西に見える一際大きなタワマンは「杜の街グレイス」です。

展望台から北に登っていくとすぐに山頂です。

山頂三角点で記念撮影して登頂完了です。

残念ながら眺めは期待できません。

ここからは「旗振台」を目指します。
基本下山するルートです。

「萩の塚古墳」があります。

少し暗くて中に入るのがためらわれます。

この古墳は山頂付近に築かれているので当時の権力者のお墓でしょうか。
他にも大小様々な古墳があります。

「ふれいあいの辻」です。

なんと六差路です。
間違えないよう「旗振台」を目指してください。

ここは本当に登山者とすれ違うことが多いです。
ベンチもあるので休憩している人もいます。

「旗振台」に到着。
ここでは岡山市の南方面を見渡せます。

ここから先は「奥市公園」(下山口)を目指すルートです。

お墓の横を通る登山道の分岐は右です。
ここは案内板がないので要注意です。

最後にお目見えするのは「菱川橋」

「やすらぎの裏山入山口」
登山終了です。

こちらから登って周る逆ルートも面白そうです。
個人的にはこちらから登ると下山時に滑りやすい道があるので、本ルートをオススメします。

笠井山山頂往復ルート

里山センターに隣接する駐車場からスタートします。

まずは「円山山頂」を目指して歩きます。

最初は舗装された道を進み池のあぜ道を歩きます。

登山道が始まると初めに「竹林」にお目にかかれます。

風があると竹と竹がひしめき合う音に癒されます。

こちらのルートはあまり見どころがないので、こういうところで充分満喫しておきましょう。

「円山」頂上手前に「八大龍王」の碑石があります。

ここからは「笠井山山頂」を目指してください。

「笠井山」山頂です。

見晴らし台がありますが、今は森林が成長していて眺めは悪いです。

昔は「龍ノ口」や「岡山空港」まで望めたようです。

ここで休憩して、あとは下山しましょう。

まとめ

操山

・標高:169m(操山)
・標高:134m(笠井山)

操山山頂一周ルート
・距離:2.3km
・時間:1時間20分

笠井山山頂往復ルート
・距離:4.6km
・時間:1時間50分

以上。操山登山ルートの紹介でした。

低山とはいえ、一通りの登山道、勾配、見どころを備えているので初心者にとっては勉強になる山です。

また時間もかからないので日課の登山ルートにするのにもオススメです。

山登りを日課にすれば体力もつき健康的な体つきにもなります。
まずは登りやすい山から始めてみてはいかがでしょうか。

岡山を代表する人気の山。
みなさんも是非一度は登ってみてください。

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