クーラーボックスにロッドホルダーやロッドスタンドを取り付けると利便性がグッと上がります。ただ、「どのロッドスタンドが自分の使い方に合っているのか分からない」と迷っている人は多いと思います。
わたしも迷いに迷って、これまで色々なロッドスタンドを使ってきました。
その中でも特に使いやすく、コスパの高い「タカ産業 ロッドスタンド T-96」は、クーラーボックスとの相性も抜群。取り付けが簡単で、取り外しやカスタムも自由にできるのが魅力です。
実際に取り付けた様子や使い心地を紹介しながら、その便利さを詳しくレビューします。
自分に合ったロッドスタンド選びの参考にしてみてください。
タカ産業 ロッドスタンド T-96はこんな商品

・サイズ:縦25cm × 横28cm
・内径:4.2cm
・トリプルロッドスタンド
・底有りタイプ
・1,352円(Amazon調べ)
サイズは大き目なので、10L以下の小型のクーラーボックスには取り付けできません。15L以上のクーラーボックスなら余裕をもって取り付けできます。
今回は12Lのクーラーボックス(シマノ フィクセル ライト 12L)に取り付けましたが、サイズ的にはギリギリでした。
内径は4.2cmなので、太めのロッドやランディングシャフトも問題なく入ります。
トリプルタイプなので、標準のままならロッドやランディングシャフトを3本まで立てれます。
底有りタイプなのでロッドエンドが地面に触れず、傷がつく心配もありません。
取り付けはマジックテープと両面テープで固定します。
マジックテープ式なので不要なときは簡単に取り外し可能です。
価格は1,352円が安値水準です。1本あたり450円なのでコスパはかなり良いです。
商品の詳細はタカ産業の商品ページで確認できます。
クーラーボックスへの取り付け方法

取り付けるクーラーボックスは「シマノ フィクセル ライト 12L」です。
ランガンに最適なサイズで、ロッドスタンドをシングルで取り付け、釣りが快適になりました。
今回はトリプルをシングルにカットして取り付けていきます。

使う工具はハサミ、カッター、定規、裁縫道具など。
・ハサミ:少し大き目のもの
・カッター
・定規(カッター刃に対応したもの)
・裁縫道具(針があればOK)
・釣り糸3~6lb(マジックテープの縫い付け糸)
・両面テープ

ハサミで1本分だけざっくりカットします。
素材は柔らかいので、ハサミで簡単にカット可能です。

マジックテープを本体から剥がします。
縫製されているだけなので、カッターやハサミなどで簡単に剥がせます。

シングルになったロッドスタンドはカッターと定規で綺麗に縁取りします。

マジックテープの裏側に両面テープを貼り、しっかりと密着させます。
貼り付け後は縫製するので、外周2~3mmは縫い代をとっておきます。

ロッドスタンドにマジックテープを貼り付け、釣り糸(3~6lb)でしっかりと縫製していきます。
一般的な縫い物用の糸は強度が弱く切れてしまう可能性があります。海で使うのであれば、釣り糸が強度や耐性もあり適しています。

内側は縫い目が目立つので、なるべく真っ直ぐ綺麗に仕上げるといいです。

底側も同じようにマジックテープを縫い付けます。

クーラーボックスのロッドスタンド取り付け位置にマジックテープを貼ります。
元から粘着テープがついているので貼り合わせるだけでOK。
かなり強力な粘着テープなので剥がれる心配はなさそうです。

ロッドスタンドを取り付けて完成です。
粘着テープの剥がれがないか、マジックテープ同士の位置はズレていないか確認して問題なければ実釣で試してみましょう。

必用であれば、2本目も同じ要領で取り付けましょう。
ロッド2本やランディングシャフト持参のスタイルなら2本挿し仕様がマッチします。
実釣での使いやすさをレビュー

やはりクーラーボックスにロッドスタンドがあれば便利です。
ロッドやランディングシャフトの置き場に困ることがないし、移動時も挿したまま運べるので片手が空きます。
今まではロッドスタンドのために「バッカン+クーラーボックス」のスタイルが多かったのですが、「ショルダーバッグ+クーラーボックス」の身軽なランガンスタイルが可能になりました。
移動の手間や荷物の出し入れが楽になったので、機動力が上がり釣りが快適になりました。
他の人の口コミやレビューは?
Amazonのレビュー評価は4.0と高評価です。
・クーラーボックスに穴を開けなくても取り付け可能
・マジックテープで脱着できるので便利
・複数のクーラーボックスで使いまわせる
・ハサミでカットできるのでカスタムが楽
・素材が柔らかいのでタックルが傷つかない
高評価のポイントは、クーラーボックスに穴を開けなくても取り付けできることです。ネジ止め不可の真空パネルのクーラーボックスを使っている人や、穴を開けたくない人に需要があるようです。
マジックテープで脱着可能で、「複数のクーラーボックスと使いまわせるので良かった」というレビューも散見されました。
また、カスタムしやすいことを評価するレビューもありました。自分流に使いやすく加工するのであれば良い選択肢です。確かにメーカー品は作りがしっかりしていて完成度が高く、その分加工がしにくいように思えます。
使って分かったメリット・デメリット
デメリット
・ロッドスタンドとハンドルが干渉する
メリット
・複数のクーラーボックスと併用できる
・柔らかい素材でロッドが傷つかない
・デメリット:ロッドスタンドとハンドルが干渉する

ハンドルがロッドスタンドに干渉するので、中途半端な位置で止まってしまいます。ただ、ロッドも抜き差し可能で、クーラーボックスの開閉時も邪魔にならないので実釣には何も問題ありません。
もし気になるようなら、ハンドルを外してベルト化するという選択肢をとってみてはどうでしょうか。
ベルトなら肩にかけて移動するので、両手が空く、運搬の負担が減るといったメリットも大きいです。
・メリット:複数のクーラーボックスと併用できる

マジックテープを複数のクーラーボックスに貼っておけば、ロッドスタンドを使いまわせます。
マジックテープは「ダイソー ファスナーテープ接着タイプ」ならカットするだけですぐに接着できるので使いやすいです。(手芸コーナーにあり)

また、ファスナーテープも白と黒があり、クーラーボックスの色に合わせればロッドスタンドを外した時にマジックテープが目立ちにくいです。
メリット:柔らかい素材でロッドが傷つかない

素材が柔らかいのでロッドが傷つきません。
ロッドスタンドにロッドを立てる際、意外と淵に当たるのでロッドエンドに傷がつかないか心配になります。しかしこのロッドスタンドは柔らかい素材でロッドが傷つかないという安心感があります。
タカ産業 ロッドスタンド T-96はこんな人におすすめ!
・クーラーボックスに穴を開けたくない
・脱着可能なロッドスタンドがいい
・自分流にカスタムしたい
真空パネルのクーラーボックスやネジ止めに抵抗がある方は、マジックテープで取り付けるこのロッドスタンドがおすすめです。脱着可能で複数のクーラーボックスと使いまわせるのも良い点です。
また、加工がしやすくカスタム性も高いのでDIY好きな方や、自分流に工夫して取り付けたい方にもおすすめできます。
この3つの利点が揃ったロッドスタンドはなかなかありません。
さらにコスパも良く、Amazonに売っているので入手もしやすいので試しやすいのも魅力です。
まとめ
タカ産業の「ロッドスタンド T-96」は、クーラーボックスに穴を開けずに取り付けできる高コスパアイテムです。
マジックテープ式で脱着が簡単、しかも柔らかい素材でロッドが傷つきにくいのも魅力。
DIYでカスタムできる自由度の高さもあり、「クーラーボックスのネジ止めに抵抗がある」「複数のクーラーで使いまわしたい」という方に最適です。
価格も安く、Amazonで手軽に購入できるので、ロッドスタンドを初めて導入する人にもおすすめです。
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