
「クーラーボックスのサイズ選びで悩む…」
「高い買い物だし絶対失敗したくないなぁ」
釣り人なら誰しも一度はこの悩みを持ったことがあると思います。
クーラーボックスは種類が多く、サイズ選びが難しい釣り道具です。
もしサイズ選びに失敗してしまうと
・小さすぎて魚が入らない
・大きすぎて重く、持ち運びが大変
といった、後悔につながってしまいます。
わたしも過去、様々なクーラーボックスを使ってきましたが、自分の釣りスタイルに合ったサイズを選ぶことが失敗しないコツだと気づきました。
そこでこの記事では、アジングやエギングを中心にシマノ フィクセルライトを3年以上使ってきたわたしが、9L・12L・17Lの3サイズのレビューと、選び方について詳しく解説していきます。
釣りスタイル別最適サイズ

クーラーボックスは「大は小を兼ねる」が当てはまりにくいので、ターゲットと釣り場をしっかり考えて選ぶ必要があります。
最適サイズ早見表
| 釣りスタイル | アジング メバリング | エギング |
|---|---|---|
| 防波堤 | 12L | 12L |
| ランガン | 9L | 12L |
| 渡船 | 12L | 秋:12L 春:17L |
| 遠征 | 9L 17L | 12L 17L |
わたしが実際にどのサイズを持って行くかを、早見表にまとめました。
釣り場ではできるだけ身軽に行動したいので、基本的には軽くてコンパクトなサイズを選んで持ち出しています。
その中でも、12Lは汎用性が高く一番よく使っています。
日帰り釣行から夜通し釣り、渡船釣行など荷物が少しが増えるときも対応でき、迷ったときは12Lを選ぶことが多いです。
アジやメバルといった小型魚を狙うランガン釣行では、9Lを持って行きます。
とにかく軽く、移動が多い釣りでもストレスが少ないため、機動力を重視するときに重宝しています。
一方、遠征釣行ではクーラー2台持ちにすることが多いです。
17Lには保冷剤や飲み物、食べ物を多めに入れて車に積んでおき、釣り場へは9Lか12Lを持ち出すという使い分けをしています。
こうすることで、保冷力を確保しつつ、釣り場では身軽に行動できます。
9Lは軽さ重視ランガン向き

まずは、フィクセルの各グレードとサイズ別の重量を整理します。
| グレード | 9L | 12L | 17L |
|---|---|---|---|
| ライト | 1.5kg | 2.5kg | 3.4kg |
| ベイシス | 1.7kg | 2.7kg | 3.9kg |
| リミテッド | 1.8kg | 2.9kg | 4.2kg |
| プレミアム | なし | 3.0kg | 5.1kg |
フィクセルシリーズの中でも、ライトの9Lは最軽量モデルです。
軽量かつコンパクトで持ち運びやすく、機動力を求められるランガンに向いています。
とくに秋の夜釣りから春先にかけては気温も低く、保冷剤も500gを1個入れておけば十分で、クーラー自体の軽さがより活きてきます。

わたしがよくやっている使い方は、9Lをランガン用として持ち出し、メインのクーラーとして12Lや17Lを車に積んでおく方法です。
車に置いたクーラーには、保冷剤や飲み物などをまとめて入れておきます。
こうして使い分けることで、釣り場では身軽に行動でき、小型クーラーでも保冷力や容量不足をあまり気にせずに済むのがメリットです。
12Lは汎用性が高く1台目に最適

アジングやエギングを中心に釣りをするなら、12Lサイズがもっとも使い勝手のいいサイズです。
飲み物や保冷剤を入れても余裕があり、釣った魚を入れるスペースもしっかりあります。
実際に、晩秋のエギングでキロオーバーのアオリイカを釣ったときも、12Lで無理なく収まりました。
もし今、クーラーボックスを持っていないのであれば、1台目は12Lサイズを選ぶのがおすすめです。
小さすぎず大きすぎず、持ち運びもしやすいため、岸釣りがメインのアングラーにはちょうどいいサイズです。
また、12Lはアジングやエギングだけでなく、キス釣りやマダコ、穴釣りなどにも使っています。
今後、狙う魚種が増えたとしても使い続けられるため、最初の1台として失敗しにくいサイズです。
17Lは大型のイカや遠征用

17Lサイズは、春の親イカ狙いで持って行くことが多いクーラーボックスです。
キロオーバーのアオリイカが2〜3杯釣れた場合でも、余裕をもって収納できます。
一方で、保冷剤や飲み物を入れると重量は4kg前後になり、移動が多いランガン釣行にはあまり向いていません。
そうした場合は、キャリーカートの導入がおすすめ。
車から釣り場まで距離がある釣り場や、さらに荷物が増える場合も楽に運ぶことができます。
サイズ選びで重視したいポイント
サイズ選びで比較しやすいポイントは、重量・保冷力・収納量などです。
これらはスペック表を見ればある程度数値で比較できますが、実際の持ち運びやすさや保冷剤の持ち、どれくらいの荷物が入るのかをイメージしやすいよう、画像付きで詳しく解説していきます。
【重量】持ち運びやすさは?

フィクセルライトの各サイズの本体重量と、保冷剤、飲み物を入れた時の重さを目安としてまとめました。
| 項目 | 9L | 12L | 17L |
|---|---|---|---|
| 本体重量 | 1.5kg | 2.5kg | 3.4kg |
| 保冷剤 500g×1~2個 | 0.5kg | 0.5~1.0kg | 1.0kg |
| 500ml×2本 | 1.0kg | 1.0kg | 1.0kg |
| 合計 | 3.0kg | 4.0~4.5kg | 5.4kg |
保冷剤は500gのソフトタイプを1~2個入れて使っています。
軽さはもちろん9Lが最軽量で、楽に持ち運ぶことができます。
コンパクトなので車に積んでも邪魔にならず、ランガンなど身軽な釣りに向いています。
もっとも出番が多いのが12L。持ち運びやすさと容量のバランスがちょうど良いサイズです。
渡船の釣りやランガンでも問題なく使えるので、迷ったらとりあえず12Lを持って行くことが多いです。
17Lは正直重たいので持ち運びはしんどいです。
船釣りや渡船、あまり移動しない釣りで使うことが多いです。
ただし、キャリーカートを使えば持ち運びが一気に楽になり、17Lでも移動の多い釣りが可能になります。
持ち運びやすさ
・9L:軽くてコンパクト、身軽に動ける
・12L:汎用性高い、迷ったらコレを持って行く
・17L:重たい、キャリーカート導入はあり
【形状】:安定感のある形状

クーラーボックスは容量だけでなく、形状もサイズ選びで重要なポイントです。
| 項目 | 9L | 12L | 17L |
|---|---|---|---|
| 寸法 (cm) | 縦:20.8 横:36.0 高:28.0 | 縦:23.6 横:43.6 高:30.9 | 縦:28.6 横:46.5 高:32.8 |
| 形状 | 高さがある | 箱型 | 箱型 |
| 安定感 | やや不安定 | 安定 | 安定 |
フィクセルはサイズが小さいほど安定しにくく、大きいほど安定感が増します。
9Lの小型サイズは縦横の面積に比べ、高さがあるので注意が必要。
・走行中車の中で倒れる
・岩場では安定させにくい
・ロッドポストを使うのは不安
・座ってもあまり安定しない
といった点が気になります。
一方で、12Lと17Lは箱型で、設置時の安定感が高いため、トランク内でも倒れにくく、ロッドポスト使用時や座っても安心して使えます。
このように、設置時の安定感や形状の違いにも注目してサイズを選ぶのがおすすめです。
【保冷力】必要な保冷力って?

フィクセルライトは断熱材に発泡ポリスチレンが使われていて、保冷力が最も低いグレードです。
ただ、実際の釣りで保冷力が足りないと感じたことはほとんどありません。
フィクセルライトの保冷時間は、シマノ基準のI-CEで確認できます。
| 項目 | 9L | 12L | 17L |
|---|---|---|---|
| 保冷力 | 23h | 30h | 35h |
このI-CE値は
・クーラー容量の20%の氷を入れ
・31℃の温度下で
・氷を何時間キープできるか
を数値化したものです。
サイズが大きいほうがI-CE値が高く、保冷力が高いことを示しています。
フィクセルライト12Lでも、2.4kgの氷を入れれば30時間保冷力をキープすることができます。
ただ、実釣では気温の上下、直射日光の影響もあります。
そこで、温度センサーを使い実際の保冷力を測定してみました。

測定条件は
・フィクセルライト12L
・保冷剤500g×2個
・時間は5:00~22:00
・気温:最低28℃/最高37℃
・保冷剤を温度センサーで測定
・3日間の平均値
となっています。

保冷剤5℃を基準とすると、11時間前後までは保冷力がキープされていました。
ただ、実際はフタの開閉もあるので、8時間前後が現実的なところだと感じています。
わたしは日帰り釣行や夜釣りが中心で、夏の日中は避けています。
そのため、保冷剤は500gのソフトタイプを1~2個入れて使っていますが、9L・12L・17Lいずれのサイズでも保冷力に不足を感じたことはありません。
夏の夜釣りでも帰宅するまで保冷力がキープされています。
日帰り釣行や夜釣りが中心であれば、軽さを優先したフィクセルライトで保冷力は十分です。
必要な保冷力は?
・真夏以外なら、日帰り釣行で500gの保冷剤1~2個で足りる
さらに、クーラーボックスの保冷力を重視したい場合は、内部にアルミシートを貼る方法もあります。
分解が必要にはなりますが、詳しい手順は別記事で解説していますので、そちらも参考にしてみてください。
【収納量】実際どれだけ入る?
各サイズ、実際どれくらいの収納力があるのか画像付きで紹介します。
内容物
・550mlペットボトル×2本
・保冷剤:ダイソー保冷剤ソフトタイプ500g×1~2個
・9Lの収納量


9Lは550mlのペットボトルを2本並べて縦置きで入れることができます。
高さ方向に余裕は少なめですが、最低限の飲み物と保冷剤は収まります。
軽さを優先したランガン釣行向きの容量です。
実際は、飲み物は1本と保冷剤だけでランガンすることが多いです。
メバルやアジ、初秋のアオリイカならこの容量で十分です。
・12Lの収納量


550mlペットボトル2本と保冷剤500gを2個入れても、余裕があります。
エギングならこれ一択です。このサイズでキロオーバーのアオリイカも入れることができました。
収納量と機動性のバランスがいいサイズです。


550mlペットボトル2本と保冷剤は2個並べて入れることができます。
クーラー内はかなり余裕があるので、キャンプやアウトドアでも活躍しています。
わたしの釣りでは、遠征時の2台持ちのときや、春の親イカシーズンに活躍しています。
サイズ選びに迷ったら

サイズ選びに迷ったら、まずは12Lを基準に考えるのがおすすめです。
そこから、軽さ重視なら9L、保冷力重視なら17Lと用途に合わせて選ぶと失敗しにくくなります。
とにかく軽さを優先したい人
軽さを最優先したい人には、9Lサイズがおすすめです。
収納物を最低限に絞れば、アジングやエギングでも問題なく使えます。
飲み物や食べ物はバッカンやバケットマウスに入れ、クーラーボックスには保冷剤と魚だけと割り切って使うのであれば、9Lでも十分対応できます。
とくに移動距離が長い釣りやランガン中心のスタイルでは、軽さのメリットを強く感じられるサイズです。
1台で幅広く使いたい人
容量・保冷力・機動力のバランスがもっともいいのは、やはり12Lサイズです。
飲み物や魚をしっかり冷やしつつ、持ち運びやすさも重視したい人に向いています。
アジングやエギングはもちろん、キス釣りやマダコ、穴釣りなど、1台で幅広く使いたい人にも扱いやすいサイズ感です。
初めてクーラーボックスを選ぶなら、12Lを選んでおけば大きな失敗はありません。
容量を優先したい人
容量を重視するなら、17Lサイズが有力な候補になります。
容量に余裕がある分、保冷剤を多めに入れることができ、保冷力を底上げしやすいのもメリットです。
そのぶんクーラーボックス自体は重くなりますが、体力に自信がある人であれば問題はありません。
また、車を横付けできる釣り場や、キャリーカートの導入を検討すれば、17Lの容量を活かした使い方ができます。
まとめ:サイズは釣りスタイルで選ぶ
フィクセルライトのサイズ選びは、どんな釣りスタイルで使うかを基準に考えるのが一番分かりやすいです。
軽さと機動力を重視するランガン中心の釣りなら9L、1台で幅広く使いたいなら12L、容量や保冷力を優先する遠征や親イカ狙いなら17Lが向いています。
とくに、初めてクーラーボックスを選ぶ場合は、汎用性の高い12Lを基準に考え、必要に応じて9Lや17Lを使い分けると失敗しにくくなります。
自分の釣りスタイルに合ったサイズを選ぶことで、釣行中の快適さも大きく変わってきます。

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