リールに巻いたラインやスプールの保護を目的に、ラインストッパーを使ってみたいという方は多いと思います。わたしも移動中や車に載せる際、リール同士がぶつかるのが気になっていました。
ラインストッパー自体は安価なものですが、実は100均の「セリア」にラインストッパーが売っているんです。実際に購入して使ってみましたが、100均にしてはクオリティが高く、メーカー品と比べても遜色ありませんでした。
今回の記事では、セリアのラインストッパー(スピニングリール用)を実際使ってどうだったのかを、徹底的にインプレしていきます。
セリアのラインストッパーはこんな商品

・S・Mの2サイズ展開
・4P入り
・110円(税込)
全国に約2,000店舗を展開する100均ブランド「セリア」は、釣具コーナーが充実していて、100均とは思えないクオリティの商品が並んでいます。圧倒的な店舗数で入手しやすいのが魅力的です。
サイズ展開はSとMでそれぞれ対応するリールの番手があります。
・S:1000番~2000番(ライトゲームのリール)
・M:2000番~4000番(ライトゲーム~エギング、サーフ、ライトショアジギングまで)
価格はもちろん税込110円。「ラインストッパーって便利なのかな?」「ちょっと試してみたい」という方でも買いやすいのが魅力的です。
ラインストッパーの目的は2つ

1.ラインの放出防止
2.スプールの保護
リールに巻いたラインの上からラインストッパーを被せることで、ラインが放出するのを防ぐことができます。ラインストッパーがあれば釣り場に着いたときに、スムーズに釣りの準備が行えます。
また、スプールエッジの保護の役割も担っています。
スプールエッジとはスプールの上側の端(エッジ)のことです。このエッジはキャストしたときにラインがスムーズに放出されるよう設計されています。エッジが傷ついてしまうと、ラインが傷ついたり、運が悪ければ切れてしまいます。ラインストッパーはこのエッジ部分の保護にも役立っています。
リール自体に付いているラインストッパーじゃダメなの?

・リール自体に付いているラインストッパーでも十分
・ただしデメリットが3つある
ひとつ大きな疑問があります。
もともとリール自体にラインストッパーが付いていますが、これではダメなのか?という疑問です。
結論、リールについているラインストッパーでも十分です。
ただし、デメリットもいくつかあります。
1.ラインに折り目がつく
2.ラインが掛けにくい(リールによる)
3.余分なラインが長いと気になる
これが気になる方は、ラインストッパーの導入を検討してみる価値ありです。
使い方は4パターンある

1.リールに付ける
2.予備スプールの保護
3.ショックリーダーのラインストッパーとして使う
4.ロッドベルト
ラインストッパーの役割はリール以外にも用途があります。
予備のスプールに付けておくことで、ラインやスプールエッジを傷から保護することができます。
実用的なのはショックリーダーに付けておくことです。ショックリーダーのスプールもリールと同じように、ラインを引っ掛けておく位置が1か所しかありません。ラインストッパーを付けることで、どの位置でもラインを固定することができます。
さらにショックリーダーを使い切っても、次のショックリーダーに使いまわせるので、ずっと使い続けることができるのも良い点です。
ロッドベルトとして使うこともできます。一般的なマジックテープで止めるベルトタイプよりも脱着が簡単です。
セリアのラインストッパーと、VARIVAS バリバスのラインストッパーの違い

・セリア:コスパが良いので多めに揃えやすい
・VARIVAS バリバス:発色が良くサイズ展開が多い
比べたメーカーは、高品質な釣り糸で有名な「VARIVAS バリバス」から発売されているラインストッパーです。
製品名 | セリア | VARIVAS バリバス |
---|---|---|
価格 | 110円 | 270~329円 (Amazon調べ) |
サイズ展開 | S:1000~2000番 M:2000~4000番 | S:1000~2000番 M:2000~4000番 L:3000~8000番 LL:10000~20000番 |
入数 | 4個 | S:5個 M:4個 L:3個 LL:3個 |

実際に脱着してみましたが、ラインストッパーの機能としての違いは全くありませんでした。
ただ、VARIVAS バリバスのほうがカラーの発色が明るいので、タックルボックス内で見つけやすかったです。夜釣りの場合は特に良かったと思えるポイントです。
コスパはもちろん100均セリアのほうが良いです。多めに揃えたい、買い替えが多い人はセリアで購入するのがいいです。
一方で、サイズ展開に差があります。セリアはSとMで1000~4000番のリールまで対応しているのに対し、VARIVAS バリバスはS・M・L・LLで1000~20000番までのリール対応しています。
つまり、5000番以上のリールに使う場合はVARIVAS バリバスのラインストッパーが選択肢になります。
こんな人におすすめ

・最初の1つ目として試してみたい
・リール付属のラインストッパーは使いにくい
・スプールエッジを保護したい
全国に店舗を構える「セリア」の強みは、入手しやすいことです。紛失した場合や急に必要な場面でも困ることはありません。コスパも良く、最初の1つ目として選びやすいのが魅力です。
リール付属のラインストッパーは使いにくいと思う方や、ラインの折り目が気になる方はセリアのラインストッパーがおすすめです。
スプールエッジの傷は、キャスト時にラインを痛める可能性があります。リールを大切に扱いたい、傷つけたくないと思う方は導入してみてはいかがでしょうか。
まとめ

セリアのラインストッパーは、わずか110円でスプールやラインをしっかり守れる優秀なアイテムです。リール付属のストッパーに不満を感じている方や、コスパ重視で揃えたい方にとって、手軽に試せる選択肢といえるでしょう。
また、リールだけでなく予備スプールやショックリーダーにも使えるなど、汎用性の高さも魅力です。
「ラインの放出を防ぎたい」「スプールを傷から守りたい」という方は、ぜひ一度セリアのラインストッパーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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