ジェントスのダブルスターは夜釣り用のヘッドライトとして定番のモデルです。ただ、ジェントスは釣り専門のメーカーじゃないけど大丈夫かな?と迷う方もいると思います。
わたしも最初は迷っていましたが、実際に使ってみると、赤色灯もあり、防水性能もあるので釣り用に最適なヘッドライトだと分かりました。しかも、比較的安価で入手しやすく保証もあるので安心できます。
この記事では、ジェントスのダブルスターシリーズ、わたしが実際使っているWS-643HDについて詳しくレビューしていきます。
ジェントス(GENTOS)のダブルスターとは?

ダブルスターはこんなヘッドライト
ダブルスターシリーズの特徴は、メインとサブの2つのライトが搭載されていること。
・メインLED:ワイド照射、スポット照射の切り替えが可能
・サブLED:赤色or暖色のLED搭載
メインLEDはワイド照射とスポット照射を無段階で調節可能です。移動時は広範囲を照らすワイドビーム、タモ入れ時などピンポイントで照らしたいときはスポットビーム、といった使い分けができます。
サブLEDは赤色または暖色LEDのモデルがあります。赤色灯は魚に見えない光といわれていて、プレッシャーを与えたくない場面で役立ちます。
ダブルスターのラインナップ
ダブルスターシリーズは全4モデル。そのうち赤色LEDが3モデル、暖色LEDが1モデルです。
| モデル | 明るさ (ルーメン) | サブLED | 実売価格 (Amazon調べ) | 
|---|---|---|---|
| WS-400H | High:700 Mid:300 Eco:30 | 暖色LED 10ルーメン | 4,264円 | 
| WS-543HD | High:600 Mid:290 Eco:35 | 赤色LED 10ルーメン | 3,380円 | 
| WS-643HD | High:450 Mid:200 Eco:25 | 赤色LED 7ルーメン | 2,036円 | 
| WS-743HD | High:300 Mid:200 Eco:35 | 赤色LED 10ルーメン | 1,736円 | 
この他に、全モデル防水性能(IP64準拠)と2m落下耐久を有しています。
・WS-400H:白色LEDが眩しいという方には暖色LEDモデル
・WS-543HD:MAX600ルーメンの明るさ重視モデル
・WS-643HD:価格と明るさのバランスが良い(迷ったらコレ)
・WS-743HD:コスパ重視のモデル
ダブルスターWS-643HDはこんなヘッドライト

この記事で紹介する「WS-643HD」のスペックはこんな感じです。
・明るさ:450・200・25ルーメン
・赤色灯:7ルーメン
・点灯時間:3.5~35時間
・使用電池:単4電池×3本
・重量:118g(電池含む)
・防水性能:IP64準拠(雨の日も使える)
・1年保証
・価格:2,036円(Amazon購入時)
明るさはシリーズの中間くらいの性能で、価格とのバランスがいいモデルです。
点灯時間も長く通常の使い方なら一晩十分もちますが、替えの電池か予備のヘッドライトがあると安心です。
乾電池のほか、エネループなどの充電池やジェントス専用のリチウムポリマー充電池にも対応しています。電源の選択肢が多く、自分に合った使い方を色々試せるのが利点です。
実釣レビュー
明るさ
各モードの明るさはこんな感じです。

Highモード450ルーメンはかなり明るいです。移動やタモ入れ時はこれで十分すぎる性能です。

Midモード200ルーメンも十分明るく、ある程度遠くまで照らせるので困ることはありません。電池の消耗も抑えれるのでバランスがいいです。

Ecoモード25ルーメンは、あまり遠くまでは照らせないので、手元の作業に向いています。

赤色灯は周りに自分の位置を知らせることができます。7ルーメンもあれば周りからは見えているので安心です。
また、ある程度明かりを確保できるので魚にプレッシャーを与えずに移動したい時や、竿先のラインを確認したい時、回収してきたルアーの位置を確認するのに便利です。

Ecoモード25ルーメンは近距離なら十分明るく、ルアー交換やラインの結束、ガイドにラインを通したりと手元の作業に向いています。

赤色灯7ルーメンでもルアー交換ならできる明るさです。魚にプレッシャーを与えず素早くルアー交換をしたい時にはこのモードが最適です。

メインLEDはベゼルを回してワイド照射とスポット照射の調節が可能です。


ワイド照射は移動時や準備など広範囲を照らしたい時に、スポット照射はタモ入れや遠くを照らしたい時に便利です。基本的にはワイド照射が使いやすく、状況に応じてスポット照射に切り替える感じです。
照射距離(Highモード時)
・ワイド照射:48m
・スポット照射:163m
点灯時間
点灯時間
・Highモード:3.5時間
・Midモード:7時間
・Ecoモード:35時間
・赤色LED:20時間
通常の使い方なら一晩十分もちます。
念のため替えの電池や、予備のヘッドライトを持っておくと安心できます。
わたしもコンパクトで持ち運びに便利なヘッドライトを予備として持って行っています。
ジェントスCP-360Rレビュー!軽くてコンパクトなヘッドライト
使用電池

使用電池は単4×3本です。
100均でも売っているので安くて手に入りやすいのが魅力です。
乾電池以外にもエネループやニッケル水素電池などの充電池も使用可能です。また、ジェントス専用の充電池も使用可能です。充電池なら常に満充電状態で使えるので、電池切れの心配がありません。
・アルカリ電池:安価で入手しやすい
・充電池(エネループなど):長期的にはコスパ◎
・ジェントス専用充電池:USB充電が便利
おすすめは、まずはアルカリ電池だけで使ってみて、充電池が必要だなと思ったら買い足すといいです。充電池は専用充電池がUSB充電できるので便利です。車内のカーチャージャーやモバイルバッテリーからも充電できるので使い勝手が良いです。
ヘッド角度調節


ヘッドライトの角度を0度~60度で調節できます。
調節は7段階で細かく変更でき、前方・足元・手元など、状況に応じて片手で簡単に角度を調整できます。
また、角度の変更はクリック感があるので、どの角度にしてもしっかり固定されています。
以前使っていたヘッドライトは角度調節部が緩く、勝手に下を向いたりしましたが、このヘッドライトなら安心です。
防水性能
防水性能:IP64準拠
IP64準拠なら、水しぶきや通常の雨なら問題なく使えます。釣りの場合海水がかかったり、突然の雨に降られたりすることもあるので、防水性能がしっかりしていると安心して使うことができます。
さすがに水没してしまうと故障の原因になるので注意しましょう。
装着感

左右上部の3点ベルトなのでしっかりと頭に固定できます。
左右のベルトだけではヘッドライトの重みでズレてくる時も、上部のベルトを調整することで解消できます。キャップはツバがあるのであまり気になりませんが、ニット帽などは上部のベルトが非常に役立ちます。
もしも、上部のベルトが邪魔であれば取り外しも可能です。
使って分かったメリット・デメリット
デメリット:ツバで光が遮られる


キャップのツバが長いと、手元を照らすときヘッドライトの光が一部遮られてしまいます。ただ、手元の作業は十分できるので大きなデメリットにはなりません。
どうしても気になる方は、ツバの短いキャップやニット帽に変更すれば解決します。
メリット:シリコン加工でベルトがズレない

ベルトの裏側がシリコン加工されていて、滑り止めになっています。
このおかげで、一晩装着していても全くズレることがありません。
しっかりとベルトを締めると頭を圧迫するので苦手でしたが、これなら少し緩めにセットしてもズレることがないのでかなり快適になりました。
ちなみにシリコン加工されたベルトだけを購入することも可能です。
ベルトが劣化したり、シリコン付きに交換したい場合もパーツだけ購入できるので安心です。
気になる口コミ

口コミやレビューで、電池のケース開閉時にツメ部分が折れるというレビューをいくつか見かけました。
事前にレビューを見ていたので気を付けて開閉していますが、折れそうな感じは無く、むしろ普通にしっかりした作りで安心感があります。
さらに、1年の保証もあるので万が一折れた場合も安心できます。
ダブルスターWS-643HDはこんな人におすすめ

WS-643HDは定番モデルなので、ヘッドライト選びで失敗したくない人におすすめです。
赤色灯や防水性能も備えているので、あとから「機能が足りなかった」と後悔する心配がありません。
メインのライトもしっかりと明るく、コスパも良く、性能と価格のバランスがいいモデルです。
また、ジェントスは日本のライト専門メーカーで、登山・キャンプ・防災など幅広い分野で信頼されるブランド。耐久性やサポート体制も安心できるため、コスパを重視したい釣り人にとって最初の1本としても最適です。
まとめ
ジェントスのWS-643HDは、「夜釣りに必要な性能全部入り」みたいなヘッドライトです。
明るくて赤色灯あり、防水性能もあり、ズレにくい。しかも2,000円ちょっとで買えるのでコスパも良い。
釣り専門メーカーにこだわらなくても、これで十分満足できます。
正直、この価格帯ではトップクラスの使いやすさ。
「とりあえず失敗したくない」なら、このライトを選んでおけば間違いなしです。
 
  
  
  
  
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