エギングの釣果がなかなか伸びないと悩んでいませんか?
エギのカラーローテーションも工夫しているし、防波堤は墨跡だらけだからイカはいるハズなのに…。
たしかにそういうことはよくあります。でも大丈夫、わたしも同じような壁に当たっていました。そんなとき、あることを意識するだけで釣果がグッと伸びるようになりました。
この記事では、この「意識した」ことを、3つに絞って紹介します。どれもエギングの上達や楽しみが増えるものばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてください。
日中は縦の釣り、夜は横の釣りを意識

同じ場所でも、日中と夜ではこれを意識するだけ釣果はガラリと変わります。
・日中:シャクる→フォールを繰り返す上下方向に見せる釣り
・夜:小さめにシャクる、またはスローリトリーブで横方向の釣り
日中は大きな動きでアピールし誘う、夜はレンジをキープしイカの視界から外れないように動かす。これを意識するだけで、アタリの数が劇的に変わります。
エギングは最初にシャクリとフォールを覚えるので、日中のエギングはいいのですが、問題は夜です。暗くなってからもシャクリとフォールの誘いだけでは、徐々にアタリが遠のいていきます。
それもそのハズ。イカにとっても、暗闇で大きく上下するエギを追いかけるのは難しく、すぐに見失ってしまうからです。しかし、横方向に泳ぐエギなら視界から外れることなく距離を詰めていけるので、ヒット率が上がるというわけです。
わたしもエギングを始めてしばらくは、シャクリとフォール、ステイだけの誘いでしたが、釣り仲間から横方向の釣りを教えてもらってからは夜のエギングが劇的に変わりました。「エギはしゃくるもの」だと思っていたわたしには目からうろこの体験でした。
日中は深場、マズメはシャロー帯を狙う
イカに限らずどの魚種でもそうですが、朝マズメ・夕マズメは時合になります。日中は水温の安定している深場に、マズメはエサを追い求めてシャロー帯へ入ってきます。この習性に合わせて釣り人もポイントを移動すれば、効率よくエギングを展開できます。
・日中
深場といっても沖に出るのは難しいので、防波堤の先端や港・埠頭など、水深のある場所がポイントになります。漁港や防波堤なら、沖に払い出す潮に合わせてドリフトで沖に流すのもあり。それに合わせてエギも沈下速度が速めのものを使うといいです。
・朝マズメ・夕マズメ
イカがエサを求めて回遊してくる時間で、ターゲットを追い込むためにシャローに入ってきます。地磯やサーフ、ゴロタ浜などがポイントになります。エギは沈下速度の遅い、シャロータイプが無難です。

わたしの経験上ゴロタ浜が一番よく釣れます。シモリなどのストラクチャーが多く、身を潜めやすいのでイカの魚影が濃いです。また、ゴロタ浜は広いのでランガンになります。少しでも身軽に動けるよう、タックルを絞って軽装で挑むといいです。
深場もシャロー帯も、どちらも潮通しの良い場所が好ポイントの条件で、イカの出入りが多ければ多いほど良い釣果に恵まれます。「日中は深場、マズメはシャロー」というセオリーを忘れずエギングに出かけてみてください。
シャクリよりフォールが大切
シャクリも大事ですが、フォールはもっと大事です。
ヒットがフォールに集中していることを考えると、フォール中の動きがイカが抱くか抱かないかの分かれ目になっていることがわかります。フォール中には「エギに違和感を与えないこと」を意識するといいです。
具体的にはフォール中はラインテンションを変えないこと。エギは同じ角度でスーッと落ちていくのが理想です。フォール中にラインテンションを変えるとエギの姿勢が変わり、違和感を与えてしまいます。
フォールに入ったときに決めたテンションを保つことが大切です。フリーフォールならラインは弛み気味にし、テンションフォールならそのテンションをキープさせること。これを意識すればエギの姿勢が安定し、キレイにフォールさせることができます。
もうひとつは、ある程度品質の良いエギを揃えることです。安価なエギはどうしてもフォール中の姿勢が悪いものが多いです。エギの姿勢が傾いていたり、シンカーがグラついていたり、使っている内に浸水するなど。良いエギなら安定した姿勢を保てるので、違和感を与えることなくアピールすることができます。
まとめ
今回は意識するとエギングの釣果が伸びる方法を3つに絞って紹介しました。
あなたが釣れないと感じていたのは、ほんの少しのポイントを見落としていただけかもしれません。
今回紹介した「日中と夜で釣り方を変える」「時間帯ごとにポイントを変える」「フォールを大切にする」という3つを意識すれば、必ず釣果アップにつながるはずです。ぜひ次のエギングで試してみてください。
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