夜釣りには欠かせないヘッドライト。しかし、一般的なヘッドライトはキャップのツバに光が遮られ、手元をうまく照らせないことがあります。
そこで便利なのが、キャップのツバの下に装着できる「キャップライト」。視界を妨げず、自然に手元を照らすことができます。
この記事では、GENTOS(ジェントス) HC-15Rを実際に使用し、夜釣りがどれほど快適になったのか、またそのメリット・デメリットを詳しく紹介します。
GENTOS ジェントスのキャップライト HC-15Rはこんな商品
・明るさ:160ルーメン(High)/ 70ルーメン(Mid)/ 60ルーメン(Eco)/ 2ルーメン(赤色灯)
・重量:51g(電池含む)
・使用電池:USB充電式(タイプC)
・防水性能:IPX4準拠(小雨程度まで)
・装着できるツバ幅:168~180mm
・装着できるツバ厚:2.5~5.0mm
・価格:2,418円(Amazon購入時)
明るさや重量、価格などは、一般的なコンパクトヘッドライトと同水準。特徴的なのはキャップのツバに装着するヘッドライトということです。
キャップの上に装着する一般的なヘッドライトでは手元を照らし難いですが、ツバの下に装着するこのキャップライトなら自然に手元を照らすことができます。
ルアー交換やラインの結束など細かい作業がグッと快適になります。
さらにIPX4準拠の防水性能を有しているので、小雨程度までなら使用可能。そもそもツバの下に装着するので濡れにくく、雨に強い条件が揃っています。
釣りをしていて突然雨が降っても安心して釣りを継続できます。
詳細はGENTOS ジェントス公式の商品ページで確認できます。
実際の使用感
明るさはHigh(160ルーメン)・Mid(70ルーメン)・Eco(60ルーメン)の3段階+赤色灯(2ルーメン)です。




Highモードは最大照射距離38mと強力で、足場の先や離れた障害物までしっかり見渡せます。夜の堤防や磯でも、足元の不安がなく安心して移動できました。
Ecoモード(60ルーメン)でも十分な明るさがあり、周囲を適度に照らしつつ、魚へのプレッシャーを抑えて移動できます。常夜灯のないポイントでも、これ一つあれば困ることはありません。
赤色灯(2ルーメン)は“魚に見えない光”として非常に便利。光量は控えめですが、巻き上げたルアーの位置確認や、仲間に自分の位置を知らせる用途には十分です。夜釣り時の安全性を高めつつ、魚への影響を最小限にできます。



Ecoモード(60ルーメン)が手元作業に最適。この明るさがあればルアー交換、ラインの結束から釣った魚の処理まで快適に行えます。



3~4mの高さの足場から海面を照らした写真です。Highモード(160ルーメン)であれば海面まではっきり照らせるのでタモ入れの際も十分見やすいです。Midモード(70ルーメン)以下では海面の視認が難しく、タモ入れは厳しい印象でした。
基本的にHighモードとEcoモードの2パターンで使うことが多く、このキャップライトだけで夜釣りを十分快適に楽しむことができます。

点灯スイッチは長押しでON/OFF、単押しでモード切替(High→Mid→Eco→赤色灯)です。これが非常に使いやすくモードの切り替えがスムーズ。今までのヘッドライトはモード切り替えが手間でストレスでしたが、このキャップライトは直感的で快適です。
キャップライト
長押し:ON/OFF
単押し:モード切り替え(High→Mid→Eco→赤色灯)
点灯中も自由にモード切り替え可能
一般的なヘッドライト
点灯 → 3秒間モード切り替え可能 → スイッチで消灯
点灯中にモード切り替えしたい場合、一度消灯→点灯してモード切り替えする手間がある
また、モードメモリー機能搭載なので、前回の点灯モードを引き継いで点灯してくれます。
他のモードを経由することなくEcoや赤色灯を点灯できるので扱いやすいです。

USBタイプC充電なのでスマホの充電器がそのまま使えます。モバイルバッテリーを使ったり、車のカーチャージャーで充電できるので移動中に充電が完了します。
充電スピードは、0%から満充電までで約2.5時間かかります。ただ、一晩釣りをして充電する場合はバッテリーもそこまで減っていないので、30分程度でMAXになります。毎回釣行後こまめに充電するのであれば、充電時間が長いと感じることはありません。
点灯時間にも余裕があります。
点灯時間
・Highモード:5時間
・Midモード:13時間
・Ecoモード:19時間
・赤色灯:21時間
最も使うEcoモードで19時間も点灯するので、一晩釣りをしてもまだまだ余裕があります。
毎釣行後充電するのであれば、ヘッドライトはこれ1台で事足ります。
よっぽどHighモードを点灯しっぱなしにするとか、充電忘れがあった場合は電池切れを起こすかもしれません。その場合は、予備のヘッドライトやモバイルバッテリーを準備しておけば、安心できます。


装着はクリップ部をツバ両端に固定するだけです。
しっかり固定できるため、普通に使っていれば外れることはありません。
普段使っているキャップが装着可能か、確認しておくと安心です。
ツバ幅:168~180mm
ツバ厚:2.5~5.0mm

ライトの角度は上下に調節可能。手元や足元を照らしたい場合は下向きにすると使いやすく、わたしは常に下向きで使っていて手元の作業が見やすくなりました。

防水性能はIPX4準拠で小雨程度なら使用可能。そもそもツバの下に装着するので雨に濡れにくく、降雨に強い条件が揃っています。

さらに一般的なヘッドライトは、フードを被った際ヘッドライトが隠れて機能しなくなりますが、キャップライトなら問題なく使用可能。
今まで雨が降っている時は釣行を諦めていましたが、キャップライトに変えてからは小雨程度なら問題なく夜釣りを楽しめるようになりました。

本体重量は50g(公式51g)とかなりの軽さです。
一晩中装着していた時も、キャップがずれるとか、疲れるといったことはありませんでした。
レビューや口コミは?
Amazonのレビューが最も多く、他のECサイトの口コミなどは見つかりませんでした。
Amazonサイトの評価は★3.9で、前方を照らすのに十分な明るさであること、充電式なので本体が軽いことが高評価につながっているようでした。また釣り以外にもキャンプやウォーキング、アウトドア全般での使用に最適とのレビューが多かったです。
実際に使ってみると、光量・軽さ・操作性・価格のバランスが非常に良く、わたしにとっても“これが最適解”と感じました。
一方で低評価のコメントには、メガネに干渉するといったレビューがありました。メガネを普段使っている方は注意したほうがいいかもしれません。
ただ、帽子を浅めに被ったり、コンタクトレンズを使用するといった対策はできそうです。
使って分かったメリット・デメリット
デメリット:ニット帽やハットには装着できない

寒い時期はニット帽をかぶる方は多いと思います。当然ですがキャップライトは装着できません。ただ、キャップライトは付属のネックストラップを装着することでネックライトとして使うことが可能です。
メリット1:手元までしっかり明るい
メリット2:雨の日も心配なし


最大のメリットは手元までしっかり照らせること。一般的なヘッドライトはキャップのツバが光を遮るので、手元をうまく照らすことができません。
その点、キャップライトはツバの下に装着するので、光を妨げずルアー交換やラインの結束がスムーズにできるようになりました。
もうひとつのメリットはIPX4準拠の防水性能。ツバの下に装着する設計のため雨に濡れにくく、雨に強い設計です。雨予報で釣りに行けなかった日も、キャップライトのおかげで釣りに行けるようになりました。
GENTOS ジェントスのキャップライトHC-15Rはこんな人におすすめ
・手元の視界を確保したい
・雨の日も夜釣りを楽しみたい
ツバの上に装着するタイプのヘッドライトは、ツバが光を遮って手元までうまく照らすことができません。一方で、キャップライトならツバの下に装着するので、手元までしっかり照らすことができます。ルアー交換やラインの結束も快適に行えるようになります。
防水性能のないヘッドライトだと雨の日は釣りを断念するしかありません。IPX4準拠を有するGENTOS ジェントスのキャップライトなら、雨の日も釣行できるようになります。
まとめ
GENTOS(ジェントス)HC-15Rは、釣りやキャンプなどのアウトドアに最適なキャップライトです。
ツバの下に装着できる構造で、手元までしっかり照らせるのが最大の魅力。Ecoモードでも十分な明るさがあり、赤色灯で魚にプレッシャーを与えることなく作業できます。
さらにUSB-C充電や防水性能(IPX4)など、夜釣りに欠かせない機能をコンパクトに搭載。
「雨の日も快適に釣りをしたい」「手元を明るく照らしたい」という方にぴったりのライトです。
夜釣りのヘッドライトはこれひとつあれば十分楽しむことができます。
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